さて、引き続きあかまつフィールドにて本日のメインイベント(笑)、9位決定戦。
新人戦を見て以来、横河武蔵野ユースを贔屓にしているので、勝ち残ってくれてとても嬉しい。派手なタレントはいなくても、きちんと組織立った守備と、攻撃を組み立てていこうとする姿勢が好印象な、気持ちの良いチーム。養和とはまた違った明るさがあって、今日はベンチ外の選手たちが、ダンボール箱を補強してペットボトルでぶっ叩く即席の鳴り物(「全国!」とか選手名とかが書き込んである)を用意して、土手の上からトップチームと同じチャントを歌っていた。昨夜は、宿舎で歌練をしたらしい(笑)。
浦和ユースは昨日、大宮ユースとの埼玉ダービーをPK戦で勝ち上がってきた。浦和も普段、ユースの試合では組織立った応援をしないので、横河の選手たちのチャントが響く。
【横河武蔵野】=============================
−−−−−−−−10石場−−−−−−−−
(88分 →16添田)
07中島−−−−−14井村−−−−−11池田
(62分 →09河仲)
−−−−−03栗原−−−08竹内−−−−−
02石川−−05紙谷−−−04花本−−06長沢
−−−−−−−−01藤吉−−−−−−−−
【浦和】=============================
11磯部−−−−−09葺本−−−−17矢島倫
(68分 →18鈴木大) (88分 →07利根川)
−−−−−13岡田−−−10石沢−−−−−
−−−−−−−−08池西−−−−−−−−
(78分 →24矢島慎)
21若井−−−−−06岡本−20広瀬−05大里
(86分 →02森田)
−−−−−−−−01中村−−−−−−−−
【得点】=============================
【警告・退場】=============================
89分 横河 05紙谷
89分 浦和 20広瀬
個々ではやはり浦和に分があって、開始早々のCKで右から崩し、10石沢が切り込んでのシュートはバーに当たる。
横河は自陣で取り返してからのカウンター主体。14井村を起点に浦和のDFを掻い潜ろうとする。10石場のシュートは01中村がはじく。
浦和09葺本のポストから13岡田のシュートは01藤吉がブロック。
双方に決定機はあって、0-0で折り返し。浦和の攻撃のポイントは2列目の2人。ここに渡ると守備にてこずることになる。横河は、攻撃に転じるとき、14井村にどれだけ自由な形でボールを渡せるか。あと、セットプレーの機会をいかに増やすか。
前半にも横河GK01藤吉のナイスセーブがあったが、後半すぐにも10石沢のシュートをブロック。17矢島倫のミドルもはじく。藤吉はGKとしては小柄だが、良い選手。
62分、横河の交代、07中島→09河仲。中盤で11池田がボールを奪い、ドリブルから中へパス。10石場が走り込むが浦和DFがカバー。
68分、浦和の交代。09葺本→18鈴木大。3トップは鈴木大が左、12磯部が中央へ。
75分、横河が中盤からFK。10石場のヘッド、こぼれたところを05紙谷がシュートに行くが01中村がキャッチ。
78分、浦和の交代。08池西→24矢島慎。矢島慎が2列目に入って、10石沢がボランチに下がる。
86分、浦和の交代。21若井→02森田。88分、17矢島倫→07利根川。
88分、横河の交代。10石場→16添田。前線は他にも結構、足にきている選手がいるのだけれど、多分、この試合に充てるには手駒が足りないのだろう。PK戦を睨んでギリギリで交代。
89分、横河05紙谷にイエロー。浦和が右からFK。セカンドをつなぐが、最後は01藤吉がキャッチ。
ロスタイム、横河のカウンターを止めて20広瀬にイエロー。
そのまま0-0で試合終了。この大会、延長戦は行わず、すぐPK戦となる。
例年はアウェイ側ゴールで行うそうだが、この試合ではゴール裏に浦和のサポが陣取っていたためか、ホーム側のゴールを使うことになった。
横河のベンチ外選手たちも土手から下り、ビデオ班まで録画固定で機材を置き放して行って、ピッチサイドで肩を組む。浦和のベンチ外選手たちも同様。蹴る前の一瞬、会場がシン…と静まり、鳥の声がやけに大きく聞こえる。
浦和先攻で開始。
浦和、07利根川、成功。
横河、14井村、成功。
浦和、05大里、成功。
横河、09河仲、成功。
浦和、13岡田、成功。
横河、08竹内。蹴る前に時間をかけ、緊張しているのがわかる。GKがブロック。
浦和、06岡本。バーに当たる。
横河、06長沢、成功。
浦和、10石沢、成功。
横河、11池田、成功。
5人まで終了して4-4。
浦和、20広瀬、成功。
横河、04花本、成功。
浦和、02森田、成功。
横河、02石川、成功。
浦和、11磯部、成功。
横河、16添田、成功。
浦和、24矢島慎。ポストに当たる。
横河、05紙谷が蹴りに来たところを押しとどめ、01藤吉がキッカーに志願。GK同士の対決。
横河、01藤吉、成功。
この結果、0-0(PK8-7)で横河の勝利となった。
横河の選手の蹴ったコースは、どれも落ち着きはらっていてすごかった。特に8人目の16添田は、そこに蹴るか!という上のコースを狙って吃驚。考えてみると新人戦決勝も養和とのPK戦で、このときは大試合での経験の差が表れた格好となったので、あれから相当練習したんだろうな、と。
藤吉のPKが決まった瞬間、ベンチからも土手側からも横河の選手・コーチが走り込んだ。礼の後は、コーチ自ら給水ボトルを振り回してお祭り騒ぎ。「12年振り!」と声がする。ご父兄が抱き合って嬉し泣きされていて、こちらも思わずもらい泣きする。プリンス1部のチーム2つを破って、全国への出場権を獲得。いや、いいものを見せてもらった。関東9枠のうちに、東京の4チームがすべて残ったというのもすごい。
横河武蔵野ユースは現在、T1リーグでは首位と勝ち点2差の4位。T1リーグは、優勝するとプリンス2部との入れ替え戦に臨むことができる。残り5節、こちらも頑張ってほしい。部外者が言うのも余計なお世話だけれど、横河サポの方々は、ユースを見に行ってあげてください。ホームグランドは三鷹駅から徒歩数分だし。いいチームですよ、ほんとに。
一方、浦和の選手たちはがっくり肩を落として挨拶に来た。浦和ユースは、この後水曜日に、ダラスカップ参加(昨年度高円宮杯優勝の副賞)で延期となっていたプリンス1部第1節の流経大柏戦。さらに日曜日にはプリンス1部第10節で、東京U-18と試合がある。連戦で大変そうだが、高円宮杯出場をかけて頑張るだろう。でも、東京U-18にも負けられない目標がある。日曜日も熱い試合を期待できそうです。