2007年07月29日

「アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌」展 国立近代美術館

午後、急に思い立って竹橋へ。
写真はまったく知識がなくて、ブレッソンについてもマグナムの一人だったことしか知らなかった。2号ほど前の『Pen』の特集で、初めてまとめて作品を見て興味を持ったのでした。
主に、ブレッソンが旅した様々な地域、1950年代のヨーロッパ、ポートレイトに分けた展示構成。一つの地域について、数年〜10数年の時間をおいて再訪し、そこに変わらずあるものを探ろうとしていたみたい。各地域の写真は、年代を取り混ぜて展示されているのだけれど、ぱっと見て、時を置いて撮影された情景とは気がつかない。その場所のエッセンスを掴み取る眼の確かさを感じる。
構図が本当に素晴らしい。普通の街中から、どうやってこの場面を見つけ出すのか。彼の最初の写真集のタイトルは『決定的瞬間』と言う。まさに。何でもない広場に、建物の影が落ち、通り過ぎる人が現れる。その一瞬。撮る人が、どんな眼を持っているのか、何を見ているのかがこんなにはっきりわかってしまうなんて、恐ろしい。技術じゃないんだなあ。自分の眼を曝け出しているから、作品たり得るんだなあ。
会場の一角にヴィンテージプリント(最初のプリント)の展示もあった。退色しているということもあるだろうが、それらと比べると新しいプリントはちょっとコントラストが強くてシャープすぎるようにも感じられる。現代向きのプリントなのかな。
写真集はまたそのうち買おうと思って、とりあえず図録を購入。写真展の図録って、実際に直接プリントしたものを見ているので、どうしても画質が悪く感じられるが、この図録は割ときれいに作られていると思う。でも、展示作品の一部のみ掲載でちょっと残念でした。

見ている間に雷が聞こえていたが、外に出たらすでに雨は上がっていた。買い物して家に着いた直後に再び雷が鳴って土砂降りになった。傘を持って出なかったのに、ラッキーでした。
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2007年07月28日

大阪出張

木曜夜から前泊して大阪出張。やっぱり人前で話すのは慣れない。
帰りの新幹線まで時間があったので、梅田の辺りで買い物でもと思っていたが、資料の重さに断念。さっさと新大阪まで行って、時間を潰すことに。
大荷物にも関わらず図書館で借りた北方水滸伝の単行本を持って行っていたのだけれど、行きの新幹線で読み終えてしまった。新大阪で『精霊の守り人』(上橋菜穂子/新潮文庫)を買ってみたら、これがまた面白くって、帰るまでに一気読みしてしまい、最寄り駅に着いてから本屋で『闇の守り人』を買って、徹夜で読んでしまった。水滸伝を読み終えたら、<守り人・旅人>シリーズを借りてこよーっと。面白い本があるって、幸せだなあ。

行って、仕事して帰ってきただけだったが、それでも朝に中之島公会堂は見に行ってきた。大阪で時間があると必ず立ち寄る。さらに時間があれば、シェ・ワダの建物も見に行く。辰野金吾が好きです。
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2007年07月25日

TdF無常

絶対的強者のいなくなったTdFは、先が読めなくて面白い。しかし、今日の勝者が明日にはドーピング発覚でレースを去るかもしれない、という思いが付きまとい、表彰台を見ながら急に悲しくなる。
ヴィノの陽性判定でアスタナが撤退。ヴィノだけは、と、多分多くの人が思っていただろうに。

Vinokourov positive for transfusion, Astana quits Tour(cyclingnews.com)
ヴィノがドーピング陽性(くまの自転車観戦日記)
ツール激震。ヴィノクロフに血液ドーピング反応。アスタナがツール撤退(Mas Ciclismo News)

このままラスムッセンが優勝しても、また複雑な気分になるだろう。もうほんとにどうすりゃいいんでしょうねえ…。J SPORTSのTdFのフィラーで、昨年の水かぶりランディスが映ると泣きたくなる。ドーピングしようとしてなかろうと、あれだけの距離を走ってあれだけの山を登ってエースの勝利のために力を尽くして、という自転車選手は凄いと思うし、なんて面白い競技だろうと思うのよ。それを、厳格に禁止されてからも隠れてドーピングして、自らの評価を下げて欲しくないのよ。綺麗事でしょうか。

【7/26追記】
…で、結局、マイヨジョーヌのラスムッセンも、チームからの指示で撤退。検査で陽性だったモレーニがドーピングを認めたことを受けて、コフィディスもチームごと撤退…。何かもう、泥縄というか泥沼というか、どこまで続くのか疲れてきた。
WWEの件と合わせて、悲しいことが続く。
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2007年07月24日

おニュー

自宅PCをようやく新調しました。10年ものの自作機、都合によりなんと未だにNT4で動いておりましたが、さすがにHDDで異音がし始めた。DELLのでかいノートを購入。DVDドライブがうるさくて、猫に驚かれた(笑)。

旧マシンを購入した頃、会社の引っ越しで、当時でも十数年前の古いPC雑誌を整理していたところ、MS-DOSの広告ページに「1MBの広大なメモリ空間!」というコピーがあって、うわーと思ったものでしたが、今やHDDの100GB超は当たり前だものね。ドッグイヤーって恐ろしいね。
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2007年07月23日

いまさら修悦体のこと

新宿駅・日暮里駅の案内用ガムテープフォントがじわじわ話題ですが、まだ見てない方はトリオフォー制作の佐藤修悦氏インタビュー動画とか見てみてください。
ナントカグループ トリオフォー[34]

修悦体の面白さって形の良さもあるけれど、必要があって、素材が限られているところから、機能美が生まれてくる過程が面白いのだと思う。そして役目を終えると消えていく潔さ。無駄であろうと、生活にはデザインが必要である、と実感できること。考えると、なんだかとっても嬉しくなるのだ。
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2007年07月22日

日本画の猫

以前から、古い日本画に猫を見かけないことが気になっていて、上野へ出かけた折に納富さんに尋ねてみた。やっぱり、浮世絵くらいしか思いつかない。

古いところだと「鳥獣戯画」くらいか? 涅槃絵の中にも、猫はほとんどいない。経典を鼠から守るためにインド・中国から猫を連れてきたという説もあるのに。十二支に含まれてないから描かれないのかな。
時代が下って江戸中期になると、懐月堂安度「美人愛猫図一人立」がある。多分、懐月堂派は同様の絵を量産していて、このあたりで美人+猫の浮世絵のパターンが出来たのではないかと思う。江戸後期の浮世絵には、それこそ絵を描くときも猫を懐に入れていたという猫好き国芳がいて、美人画の添え物から独立して猫を主題にしたり、鍋島猫騒動の芝居絵を描いたり、他の絵師の作品にも急にたくさんの猫が登場してくる。明治になれば、竹内栖鳳の「班猫」とか、菱田春草の「黒き猫」とか、竹久夢二の「黒船屋」とか。
麝香猫(ハクビシン等)はいるのだ。狩野之信「松下麝香猫図」、狩野宗信「桜下麝香猫図」、狩野山楽「松に麝香猫図(南禅寺本坊大方丈)」etc. でも普通の猫がいない。猫飼ってないはずはないんだよね。源氏物語にだって出てくるんだし。何故描いてないんだろう?

とは言うものの、実は犬が主題の絵というのも、実はそんなに多くないかも。龍・獅子・鳳凰のような聖獣幻獣や、虎・孔雀・象のような異国趣味(麝香猫もこれか)は描いても、神性から離れた身近な動物自体を描くようになったのは、やはり江戸時代に入ってからなのだろうか(異国趣味の動物も、異国=天竺と考えれば神性有)。
それにしても、猫自体の絵って少ないなーとは思う。何かいい資料があったら教えてください。

動物美術館−日本の動物表現をめぐって(酒井哲朗/三重県立美術館「動物美術館展図録」1995.4)
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『砂利』劇団♪♪ダンダンブエノ スパイラルホール

近藤芳正主催のダンダンブエノの公演は、何故かこれまで見に行っていなかった。坂東三津五郎が初めて小劇場系の舞台に立つというので、見に行く。

作・本谷有希子、演出・倉持裕。うーむ。戯曲を読んで、本谷有希子作品は合いそうにないと思い、これまで見たことがなかった。見てみたらやっぱり、好きな役者が出ているにしても人には向き不向きがあるな、と。切迫感をヒステリックな表現だけで表されるのは苦手なのだ。役者にとっても、その人にその台詞は無理があるだろう、というのはあると思う。片桐はいりはヒステリックにずれた芝居をリアリティ持って見せられるけれど、田中美里はしゃべればしゃべるだけ無理を感じる、とか。決して田中美里のせいではなくて、同じ不条理にしても彼女をこういう台詞(口調)でしゃべらせる必要性を感じない。この台詞回しが本谷作品だと言えばそれまでなんだが。三津五郎さんは案外はまっていて、楽しそうでした。でも、この役を三津五郎さんでなくても、とは思う。

当初予定の日に行けなくなったので追加公演を取り直したら、前方の平場の席が取れた。椅子は千鳥に置いてあったが、しゃがんだ芝居も多くて人の頭であまり見えませんでした(苦笑)。今回は後方の席の方が良席。
どうでもいいけれど、席に置いてあるチラシの厚さに吃驚した。1.5cmはあったよ!
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練習試合 FC東京vsFC東京U-18 小平グランド

雨があがったので小平へ。木曜夜から出張で、トップのFCソウル戦を見られないので、青赤分を補給に行く。
芝はきれいだが、若干ゆるい部分もある様子。詳報は公式にあるのでパス。U-18は1週間後にクラブユース選手権を控えて気合十分、トップはオフ明け+やや手控えというのはあるにしても、トップにとってはちょいといただけない結果でした(苦笑)。
試合時間は変則で、前半30分+15分と後半45分。双方レギュラー組でスタートして、トップは30分で控えメンバーに総入れ替え。U-18は後半から控え組に総入れ替え。最初の30分は、トップは少々重そうではあったが、速いパスが気持ち良く回って、あとは決定力が…といういつものパターン(苦笑)。モニの声がよく通る。U-18は立ち上がりに押されたが、積極的にプレスをかけてセカンドを拾い合い、岡田・山村が裏を狙ってチャンスを作っていく。井澤の前へ前への積極的な姿勢が戻ってきたようで嬉しい。右SBに入った田中が攻め上がってCKを取り、大竹のクロスに自ら飛び込んでヘッドで先制。守備でも畑尾と一緒に規郎を抑え、トップの左からの攻撃を封じ込めた。今日の殊勲賞!
トップの控え組は平山・赤嶺の2トップに、憂太のトップ下。憂太がいいパスをたくさん送っていたのだが、前の2人と信男さんが合わず…。最後の方では、憂太、だいぶオカンムリだったようだが、自分でももっと声出して指示出したり、シュート打ったりしましょう。控え組は声が出てなくて、集まって日の浅いチームのようだった。各自の個人技だけで勝てるほど弟分達は甘くないし、控え組は出場機会を掴むためにもっとハングリーだぞ。
まあ、U-18の壮行試合で、トップとしてみればどのくらい行っていいのかとやりにくい試合ではあったと思う。うっかり負けてしまって、オフ明けの眠気覚ましには、むしろ良かったんじゃないですかね。冷たい水で顔を洗ったようなもので。

今年のU-18は、まだ攻撃のはっきりした方法が見えてこない感じだが、「戦術=全員で頑張る」で上がっていけそうでもあり、どうなるのか予想がつかない。Jヴィレッジには行けないが、無事に三ッ沢に戻って来れるように!

小平駅までの帰りに、農家の野菜販売所で買い物。トマトうまー。ナスうまー。キュウリうまー。サッカー見に行ってるんだか、野菜買いに行ってるんだか。
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2007年07月18日

「館蔵品展 江戸の粋」大倉集古館

そのまま銀座線で大倉集古館へ。若冲の「乗興舟」を見に行く。
実物を始めて見たのだけれど、白い部分は摺り残しではなくて、胡粉で摺ってあったのか! あらかじめ紙の方に何か撥水性のあるものを塗っておいて、墨は染み込まずに乗るだけにして、ざらざらのテクスチャを表現しているのかな。全部広げてみると、ぼかしの変化のリズムがずーっと遠くまで続いて、とても気持ちがいい。場面ごとに大典禅師の讃が入っているのだが、すごく格好良い言葉のこともあれば、馬鹿馬鹿しい内容のこともあって、二人で楽しんで作った感じがする。旅の思い出アルバムなのだ。
ほかの作品では、「瀟湘八景書体」佐々木文山が格好良かった。漢詩をいろんな書体で書いた書体見本のような書。ああ、いい字を見ると習字がしたくなる(…とずっと言ってるだけだなあ)。
作者不詳の「百鬼夜行図」は、百鬼夜行というよりお伽草紙とか鳥獣戯画のような作品。ちょっと「百鬼夜行図」のフォーマット(?)からは外れているような。

新宿で納富さんと別れた後、目白駅のロッカーから荷物を取り出し、フットサルへ。充実した一日でございました。
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「歌川広重《名所江戸百景》のすべて」東京芸大美術館

地下階の隣の展示室では、芸大コレクションから「名所江戸百景」全点の展示も行われています。ニューオータニに後期を見に行けなかったので、ついでに見て行くことに。
ついで、と言うが、これだけでお腹いっぱいになるほどの展示。何せ、目録も入れると全部で120点ある。2004年から2年かけて、貼込帖から1枚ずつに剥がして修復したとのこと。すべて初摺りという訳ではないようだが、かなり状態が良い上に、「大はしあたけの夕立」の試し摺り(右下に、通常版にはない舟がある)のような変わったものも含まれている。おおよそ制作順の展示順なのかな?
「名所江戸百景」は、1点ずつだと絵として面白くない(というか、これは一体何なんだ、みたいな…)ものもあるが、まとめて眺めるとやっぱり構図が上手いなあと思う。単なる名所絵ではなく、今で言えばフォトニュースだという説もありますね。『謎解き広重「江戸百」』(原信田実/集英社新書)は面白いです。

余談ですが、「名所江戸百景」については、こういうことをやっている方がいらっしゃいます。江戸時代を3Dで視覚化している「江戸暦」さん。こういうの大好き。


関係ないけれど、見終わってショップを見ていたら芸大グッズがいろいろ置いてあって、中でも面白かったのが、高橋由一の新巻鮭を立体にしたペンダント! こんぴらさんにある高橋由一(厚揚げとか豆腐とか)が来てなくて残念だったが、これでちょっと満足(笑)。
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「金刀比羅宮 書院の美―応挙・若冲・岸岱―」東京芸大美術館

休みを取って納富さんと“上野へシュラシュシュシュ”なのです。
金刀比羅宮の奥書院には、2004年秋の公開の際に行ってきた。表書院は畳の上にシートを敷いて、各間の中に入って見ることができたが、奥書院は廊下から眺める形。作品保護のため照明も暗かったので、奥書院はあまりしっかり見られなかった。ただ、狭い空間にぎっしりと絵が詰め込まれていて、そこで普通に生活をしていた気配も感じられて、不思議な気分になった。
表書院が、応挙の鶴の間、虎の間、七賢の間、上段の間と山水の間。奥書院が、岸岱の菖蒲の間、柳の間、春の間と、若冲の上段の間(花丸図)。おおよそ、実際の建物内での配置に合わせて展示されています。襖の表裏をはがして別立てにせず、そのまま持ってきてあるからね。襖は実物だが、奥書院や山水の間の壁の部分はさすがに持って来れないので、複製が張られています。キヤノンの大判インクジェットプリンタによる出力とのこと。そんなわけで、奥書院の半分以上は複製品による展示。まあ、これは仕方がない。ここは、プリンタの出力品質に感動するところでしょう。

応挙は、何と言っても虎の間。どう見てもでっかい猫。ぶっとい脚に丸い頭、ふかふかの毛並み。水飲みの虎の子供の方は、こぐまみたい。正面右の八方睨みの虎は、顔だけすげ変えたら応挙お得意のてれんと座った子犬のポーズをしている。なぜか1匹だけ豹も混じっているが、知らん顔して寝ているのが可笑しい。お気に入りは、向って左にいる白虎。フーッと、ちょっと警戒気味なのがまた可愛い。応挙って、可愛いものを素直に可愛く描くよね。鶴の間の鶴も、妙に脚が短くてずんぐりして見える。これを描いたとき、応挙の中で可愛いものブームだったのだろうか(笑)。虎の間の背景も、虎に合わせてあまりリアルにせずに、ちょっと絵本っぽく仕上げてある。
七賢の間では明治34年に七賢の顔に墨が塗られる事件があり、修復の痕が残る。顔は本当に繊細に描かれているのだが、衣服はなんだか気合いの入らない線。背景の竹林は、奥の竹が霞んで見える表現が素晴らしい。金砂子の霞も的確。衣服の線だけ浮いている感じがする。七賢の間の襖を開くと、隣の(さらに隣の)上段の間の深山の滝が見える、という趣向。

奥の展示室に進むと、奥書院の展示。岸岱の菖蒲の間、柳の間、春の間も、元は若冲の絵だったのだそうな。二の間に山水図、三の間に杜若図、広間に垂柳図だったというから、菖蒲の間(←杜若図)、柳の間(←垂柳図)、春の間(←山水図)かな?
岸岱はそれほど数を見ていないが、生真面目に一所懸命描く人だなあという印象。父の岸駒の方は、もっと豪快。この親子はまとめて見てみたい、と以前から何度も書いているが、多分あんまり需要が無さそう…。岸岱の3つの部屋も、やっぱり一所懸命描いてあるので、部屋の調度としてはどうだろうと思わないでもない。柳の間の、右手から風が起こってわさわさーっと柳の葉がなびく感じとか、春の間の超少女趣味のピクニック気分とか、すごく好きですが。ちょっと落ち着かないよね。
もっとも、その過剰な感じは若冲の絵にもあるので、奥書院は元々ものすごく濃密な装飾がなされていたとも言える。上段の間も、規則的に並べられたたくさんの花が部屋中ぎっしりと埋めつくし、取り囲まれる。奥書院って、別当の私的居住空間のはずなのだが、当時の別当宥存はこういうぎゅーっと濃縮されたインテリアが好きだったのでしょうか。装飾目的の花の絵であっても、葉っぱの端は茶色く枯れているし、虫食いの穴は開くし、枝は交差しまくるし、ヒゲはぐるぐる巻くのが若冲らしい。複製部分は、どうしても撮影時に金が光ってしまって、肝心の絵が見えづらい。残念。

ところで、虎の間の襖絵には、制作から70〜80年後に別の絵師によって金砂子が撒かれたのだそうで、そのときに上段の間の花丸図にも全面に金砂子が撒かれたという説もあります。その絵師、中川馬嶺は、天保15年(1844年)に上段の間床の間天袋の小襖裏面に水墨山水図を描いているとのこと。上段の間の金砂子は、きらびやかだが花丸図が埋もれてしまって不要だなあと思うので、もし後世に追加されたのなら残念ではあるが、でも、その時代にその場で普通に暮らしていた人にとっては、美術品というよりも生活や交渉の場のインテリアだったのだから、自分が良いと思うように手を加え(させ)るのも有り得ることかなーとも思う。

元の展示室に戻って、表書院の上段の間と山水の間。上段の間が一段高くなっていて、諸大名来訪の際の座席になる。一段下がったところが山水の間。上段の間の床の間から滝が流れ出て、右手には川岸に建つ楼閣、振り返ると山水の間の襖に山裾の方の人家が見えるという構成。滝のそばに立って、山の下を眺める感じになる。柳の間もそうだけれど、障壁画って、それに取り囲まれてみないと絵師の意図はわからないなあ。実際の間取りに合わせて配置した今回の展示は、非常に上手いと思う。

隣は、時代は下って明治期の邨田丹陵による富士一の間と、富士二の間。一の間は、床の間に雪をいただく富士山、周りにぐるりと富士の稜線が続き、松原が広がる。二の間は、富士の裾野での巻狩りの情景。一の間は気持ちいいのだが、二の間は狩りたてられる鹿がリアルで、かわいそうになってくる。この部屋も落ち着かないなあ(苦笑)。

この他、地下の展示室で、金刀比羅宮に奉納された絵馬や大祭の様子を描いた屏風、寛政・慶応の頃の菱垣廻船の模型などを展示。流し樽もあった。おお、ワンピース(違う)。
こんぴらさんには宝物館に芦雪の鯉の絵などもあったのだが、そちらは来ていませんでした。

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「金刀比羅宮 書院の美」展は、この後2007年10月1日〜2008年1月31日には金刀比羅宮に戻り、表書院・奥書院あわせての公開が行われます。また行ってくるかなあ。
奥書院の公開について(金刀比羅宮公式サイト)
「金刀比羅宮 書院の美―応挙・若冲・岸岱―」公式サイト

書院閉鎖のお知らせ」の「旅に出ます」の虎がかわいい。
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2007年07月14日

ナビスコ杯準々決勝2nd. FC東京vs横浜FM 味の素スタジアム

台風襲来で雨降り。重馬場の中、どうして普段通りにボールをつなげると思うのか。
終わって振り返ってみれば、初戦で1点リードしたことが、逆に作用してしまったと言える。勝ってるんだから落ち着いて普段通りやれば、と思い過ぎた。ピッチは、普段通りできる状態じゃなかったのにね。ボールが、ある場所では転がり過ぎたり、転がらなかったり。足元が重いから選手は長距離を走りにくい。一方の横浜FMは、負けているんだから思い切っていかないと、と割り切って、とにかくゴール前まで長いボールを入れていき、セカンドを拾いまくって何かが起こることを期待する作戦。そして期待通りにゴールが生まれた。
タイになっただけ、要は勝てばいいんだ、と気を取り直したであろうハーフタイム直後に、セットプレーからまた失点。これでガクンと来た。点を取りに行かないといけなくなった。それでもまだ普段通りつないで形を作ろうとするんだなあ。ヒロミが頑固なのか、東京の選手達が要領が悪いのか、どっちだ。練習したとおりに形を作ろうとして失敗する試合を何度も見ているので、どっちかと言うなら選手の要領が悪いことに問題があるような。
なりふり構わず絶対に勝つ、という思いは、横浜FMの選手の方が強かったということだ。東京の選手の気持ちの甘さ(?)は不満だが、今日は運もなかったのも事実。前半から頑張ってラインを高く高く保っていた松田が交代で下がってからは、決定機を作れたのに、決められない。あと2点は取れていたのにね(そしたら同点…でも横浜FMもポスト直撃が1回あったな)。まあ、石川がゴールしたことと、浄のゴールという珍しいものを見られたのは良かったのだが。

「勝つと思うな、思わば負けよ」と慢心を戒めた上で、「何が何でも勝つ!」と思わないと、勝利の女神は微笑まないのだ。メンタルって難しいねえ。
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2007年07月13日

ダラダラツールの誕生日

半日、人前で話したら、声はかれるは足は痛いは。ヘロヘロしながら目白に着いて、もう今日はとっとと帰って酒飲んでツール見てダラダラしようと、まず田中屋でワインを買う。チーズは先週チーズ王国で買いこんできたのが残っているのでOK。一度会社に戻り帰路についたら、かいじゅう屋のカンパーニュが残っていたので買って帰る。
かいじゅう屋は、春頃に目白の川村学園の近くにオープンした小さな、ほんとに小さなパン屋さん。店の中には入らずに、タバコ屋の店先みたいな所からショーケースのパンを買うのだ。水・金・土の夕方だけ営業で、売り切れたらそこで店じまい。ずっしりもちもちの田舎のパンという感じで美味い。
ラタトゥイユとかサラダとか大量に作って、パンとチーズも切って、ワイン(あいにくスペイン産だ)を飲みつつのんびり食す。いい感じに酔っぱらって、TVに向かって声を上げている駄目な人。実況解説は、やはりSacha & 栗村監督のコンビが最強です。Sachaと組むと、栗村監督の妄想が冴えわたります。別府お兄さんもだいぶくだけてきました。
第7ステージは、TdFデビューイヤーのゲルデマン(Tモバ)がラストのコロンビエール峠手前で飛び出し逃げ切り初優勝。マイヨブランとマイヨジョーヌもセットで獲得。表彰台が初々しい。照れ照れの投げキスが可愛い。どうも、クネゴといい、こういう口の大きい顔がツボらしい。アヒル?カエル?
で、ツールを見ている間に誕生日が過ぎまして、ゴール後にアジア杯の録画を見ようとしたら録れてなくて、厄年のせいかなーとか思ってみたり。でも、これまでもまったく厄除け等したことないのよね。まあいいか。
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2007年07月12日

フジT

取り急ぎ。突然ですが、藤山Tシャツ準備中です。
本当は5月頃、藤の季節に合わせて和風で作るつもりだったのだが、忙しくて作れなかったのだ。時期を外してしまったので、こんな感じで。

【No.8 (SHORT BUT SHARP, SMALL BUT SMART!)】Tシャツ
フロント
フロント

フロント配置
フロントイメージ

バック
バック

バック配置
バックイメージ

フロントイラストが幅約20cm、バックが幅約5.5cmです。バックは若干変えるかも(何だか蜂っぽい…)。あと、袖か裾に赤のリボンタグ。土台のTシャツは、自作Tシャツ御用達のPRINT STARで、ネイビーorジャパンブルーの予定です。
15〜20枚ほど作れば1枚2500円位になるので、希望者が集まるようなら詳しい見積もり取って発注しようと思います。欲しい人います?

欲しいという方は、週明け頃までにコメント欄かメールで意志表示してください(※実際作ることになった場合は、もう一度正式にオーダー取ります)。よろしく。

【7/20追記】
反応が知り合いだけだったので、作るのやめました(苦笑)。あと、本人が来ているところを想像できないものは、デザインとしてダメだなと。やっぱりセンス無いなーと反省。
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2007年07月08日

ナビスコ杯準々決勝1st. 横浜FMvsFC東京 三ッ沢球技場

今ちゃんと伊野波が不在で、モニとサリがスタメン。いい感じに緊張が持続したのか、皆集中してました。モニがいっぱしに指示を出したり落ち着け落ち着けとやっているのを見て、まずお前が落ち着けと思ってみたり。結構ヒヤリとした場面もあったのだが、土肥ちゃんがまたも神でした。
後半開始直後に規郎の一発が決まり、逃げきり。日産スタでのリーグ戦も交代直後の福西の一発だったし、横浜FMにとっては出会い頭の事故が続いたような気分かもしれない。次戦のためにもう1点欲しかったが取れなかったのは、そこまでの力の差はない、たまたま運気の違いと言えるかも。マルケスみたいな選手が入ってくると、ほんとに嫌だ。ああいう選手、苦手だよねえ。失点しなくて良かった。
浄が気分悪そうに外に出て交代し、挨拶時にもいなかったのが心配。しかし、急にデビューの回ってきた“学生バイト”の長友君は、失敗もあったが気が強そうでノリも良さそうでいい感じだ。ツカミはオッケー、みたいな。

帰りに湘南新宿ラインに乗り、makiさんと途中で別れてふっと振り返ったら、後ろの席に見たことのある外人さんが。ジェレミー・ウォーカー氏でした(多分)。
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川越にて

両親上京中。小江戸・川越へ行きたいということで、東部東上線で出かける。蔵造りの建物は面白いのだけれど、ほとんどは完全に土産物屋になっている。もっとも、元々が店舗用の建物なのだが。細道の奥に、ちょっとハイカラな感じの洋風長屋(?)とでも言うような建物があって、そっちも気になったが、今回はお預け。
ぶらぶら歩いて喜多院へ。大通りから横道に入ると、途端に気温が下がる。排気ガスって熱いのねー。
本川越駅前で昼を食べ、帰りは西武線。所沢で新宿線から池袋線に乗り換えて、両親は途中下車して帰宅。自分は池袋まで出て、そのまま横浜へ。
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2007年07月01日

TM FC東京vs栃木SC 小平グランド

隣りの天然芝グランド側へ移動して、トップの練習試合の観戦。レポートは公式があるからいいか(笑)。
4-4-2の前半はピリッとしない感じだったが、憂太の直接FKはきれいな弾道でお見事。小山と息が合わない様子で苦戦していた石川は、前半最後にドリブルでDFをかわして中へ切り込み、そのままシュートを決めてノッてきた。
後半は赤嶺1トップで森村がトップ下に入る4-2-3-1でスタート。15分ほどで、小山→平山が交代して、DFラインは左からモニ・池上・吉本の3バック。石川と信男さんが左右をチェンジ。左を破られて空いた中央にパスが入り1点返されるも、吉本のロングフィードにオフサイドぎりぎりで平山が抜け出し、DFを交わして中へパス、赤嶺がゴール。さらに中盤まで上がっていたモニが、石川の動き出しを見て浮き球のパス。石川がトラップして反転、ループシュートが決まる。ラスト5分ほどでモニがかわされ失点したのは、疲れたのかね。早く90分フルでプレーできるようになってね。それでも、今日のモニは昨日の反省からか集中してよく声が出ていた。

あと、横目で見ていたU-18 Bチームと、U-16大分県選抜(だったか?)の練習試合。40分×3本。詳しいことはわからず。

【1本目】
    42加藤 19山村
25三田         28山崎侑
   14木下輝 22岩渕
18藤原 36角田 37笠原 17山浦
      1廣永

【2本目】
   41三田尚 11嶋田
23平野         13久保田
    43大貫 32重松
39阿部 40平出 36角田 33込山
      21井上

【3本目】
    35糸井 12須藤
29山口         27梅内
    40平出 38年森
13久保田 43大貫 20滝浪 34星
      31守山

トップの練習試合が終わった頃に3本目が始まっていたが、疲れたので帰ろうとしかけたところ、FWに12番がいる。あれ?12ってDFの須藤じゃないの?とよくみたら、やっぱりそうだ。あれあれ?と、つい最後まで見てしまった。なんか、いい感じのコンバートじゃありませんか? 2トップでコンビを組んでいたのは、35糸井。デカいな1年生。噂に聞いてたけど、点取るぜっぽい雰囲気ありますね。ユースは次々面白い子がいて楽しいなあ。

そう言えば、夜には今年のビッグフレームスの懇親会があったのだが、まだ行ったことがない。ビグフレは、子供らの弁当代にもならない程度の額でこんだけ「ウチの子!」と思い込んで(笑)楽しませてもらっているので、それで十分なのだが、懇親会も一度くらい参加してみるかな。
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プリンスリーグ関東Bグループ 第8節 FC東京U-18vs前橋商業高校 東京ガス武蔵野苑多目的グランド

蒸し暑いけど曇ってるし、と出かけたら、途中から晴れてきて今日は暑かった。日焼け止めは塗っていったものの全然足りず、帰ってみたら首が真っ赤になっていました。ヒリヒリする…。

【東京】
    24米田 9岡田
10大竹         7木下智
    8井澤 5宮阪
6金子 3椋原 4畑尾 2田中
      16田端

【前橋商業】
   15田島(?) 11八木
8石井         9萩原
    4市川 14入澤
13川口 3吹上 10岩上 2大竹
      1吉田

【交代】例によって前商はうろおぼえ
後半00分:前商 11八木→25、15田島(?)→6栗山、9萩原→5浦部
        ※4・5の中盤、14が右サイドへ
後半20分:東京 7木下智→25三田、9岡田→19山村
後半23分:東京 5宮阪→14木下輝
後半30分:東京 24米田→22岩渕
後半32分:前商 13川口→19加藤
後半36分:東京 2田中→17山浦
後半40分:前商 25→24
        ※DFラインは19・3・5・24、10が中盤へ

【得点】
前半03分:東京 9岡田
前半37分:東京 24米田
後半07分:東京 24米田
後半31分:東京 25三田

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【7/5追記】
トーチュウの寺村さんレポートによると、「前橋商業高は4−4−2。先発メンバーはGKが吉田、DFは右から大竹、浦部、吹上、川口、2ボランチは岩上と市川、2列目は右が入澤で左が石井、2トップは萩原と八木。」ということなので、上は信じないように。
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前半3分、右後方からの宮阪のFK。ファーで米田が折り返したボールを、ゴール正面の岡田でフリーで押し込み先制。立ち上がりからボールを速く動かしペースを掴む。
7分、ドリブルの相手を木下智が倒し、PA右カド辺りで前商のFK。キッカーは小柄なキャプテン10岩上。ニアポストすれすれの面白いところに蹴られるが、田端がキャッチ。
11分、後方でのボール回しからロングフィード、飛び出した岡田がGKと競るが、GKがキャッチ。14分、右サイドでのボール回しからCKを得る。大竹がファーに蹴ったボールは味方に合わず、ラインを切る。15分、大竹がパスカットしてすぐに前へ、岡田が追うが間に合わず。16分、自陣で宮阪がパスカットして大竹へ、大竹から右へロングフィード、米田がPA内で受けてシュート、ブロックのこぼれ球に岡田が詰めるが間に合わず。
ボールを持っている時間は、圧倒的に東京が長い。しかし、DFラインでずーっと左右に回して、時折縦に速く仕掛ける省エネな戦い方。確かに危なげないし、暑いし、相手選手を左右に走らせることになって後々有利になるだろうけれど、それでいいの?という感じはする。前で絶対的にボールを落ち着かせられないなら、どんどん速く正確にボールを動かして、人も動いて、とやっていかないといけないのでは? 今からアイデアや能力の出し惜しみをしてたらイカンよ、と思うのだけど。何より、見てる自分がワクワク出来ないのがイカン(笑)。この子らスッゲー!とワクワクしたいんだよ!
22分、徐々に前商もボールをつなぎ始め、東京は対応に遅れてファール。ゴール正面遠めでFKを与える。10岩上が直接狙ったボールは、田端がギリギリではじく。左CKは田中がクリア。
24分、再びファールでゴール右からFK。10岩上が縦にショートで出したボールを追って、13川口がエンドライン際から低いクロスを入れる。クリアしたボールを繋がれて、ゴール正面からミドルシュート、DFに当たりコースが変わるが田端がキャッチ。
28分、田中が右サイドを切り込み、ライン際でDFの間から後ろの木下智へパス。木下智が切り返してDFをかわしシュート、GKがはじく。
31分、9萩原のドリブルを宮阪が倒し右サイドからFK。中盤でつながれシュートを打たれるが、椋原がクリア。
34分、木下智が右から中央へドリブルで切り込み、シュートを打つが、DFがクリア。左CKに畑尾がヘッドで合わせるが枠上。36分、再び木下智が右から中へ切り込みシュート。枠をそれて逆サイドへ転がったボールを金子とDFが追い、DFが外へクリア。左サイドのスローインを受けて大竹が上げたクロスを、中央の木下智がヘッドでそらせ、ファーで米田がシュート。ようやく2-0。
39分、相手ドリブルを宮阪がファールで止めてイエロー。ゴール正面遠めから、低い弾道のFKは田端がキャッチ。
41分、井澤のパスカットから、大竹がロングフィード。岡田がDF裏に抜け出してシュートを打つが、枠上。
両SBが高く上がったままなので、両CBが開いて宮阪が下がり、ほとんど3バック状態になっている。自陣の外枠でコの字にパスを回している状態が続く。中盤の中央がいないよ、どこ行った。

後半2分、右から木下智が切り込みシュート、バーに当たる。5分、左の金子からのパスを受け、大竹がヒールで切り返してDFをかわしクロスを入れるが、中央・逆サイドが追いつかず。カウンターを受けそうになり、木下智がファールで止めてイエロー。
7分、後方からのロングフィードに岡田が抜け出し、DFと競って上がったボールをさらに追うがGKがブロック。こぼれ球に、DFに身体を寄せられながら米田が飛び込みシュート。3-0。
前商はだいぶ疲れてきた。9分、左から金子が切り込みシュート。GKがはじいたところに米田が飛び込むが合わず、DFのクリアミスをゴール正面で井澤が拾うが、足元に入りすぎてシュートできず。13分、井澤が倒されゴール右でFK。大竹のクロスに田中が飛び込むが合わず。
17分、相手ロンフィードをクリアしそこねて左CKに。田端がキャッチ。
20分、木下智→三田、岡田→山村の交代後、東京の左CK。セカンドボールをつなぎ、田中がGKと1対1になるが、シュートはGKがブロック。23分、さらに交代、宮阪→木下輝。26分、左スローインからつないで、山村が切り込み自分でシュートを打つが、枠外。30分、米田→岩渕。31分、左で山村からパスを受け、大竹が切り込みクロス。三田の手前でDFがクリアし、左CKに。左CKのクリアを木下輝が拾ってミドルシュート、DFにブロックされるが、こぼれ球は三田の足元へ。難なくシュート、4-0に。立て続けの交代後、相手が疲れたこともあって、中盤で動きが生まれ、左サイドでは大竹がキレキレとなった。大竹の切り返しには、前商の応援のご父兄から感嘆の声が上がってましたよ。
33分、岩渕がドリブルでゴール前へ。GKが前に出たのを見てすかさずシュート。コースは枠外だったがGKが触って外へ。左CKのクリアを井澤が拾い大竹へ、大竹が岩渕との1-2からPA内へ切り込みシュート。DFのブロックを田中が拾いシュートを打つが、またもDFがブロック。36分に田中→山浦に交代。
38分、CKのこぼれ球を拾った井澤が倒され、ゴール正面でFKを得る。大竹が直接狙うが、GKがはじき、右CKに。大竹のCKに畑尾とDFが競って、こぼれたボールは外へ。東京のスローイン。スローインからつないでクロス、中央の畑尾には合わず、ファーで山浦が折り返したボールに山村が走るが間に合わず、DFがクリア。
41分、右スローインから、シュート→ブロック→シュート→…の繰り返し。山村、大竹、岩渕、QBKで慌てたか、決められず。44分、左で大竹がパスカットして岩渕へ、岩渕からパスを受けて山村がGKと1対1。シュートはGKがブロック、こぼれを拾って岩渕もシュートを打つが、これもブロック。ロスタイム、パスカットから、山村→三田へつなぎ三田がシュートを打つが、枠上。4-0で試合終了。

前商は、10岩上が中盤に上がった最後の数分の布陣の方が面白そうだった。他の試合レポートを見ても、普段は中盤の選手のようなのだが、どうしてCBだったのだろうね?

で、残りは来週の最終節を残すのみとなって、Bグループは1位:流経大柏(勝ち点19)、2位:浦和ユース(16[得失差+13])、3位:湘南ユース(16[+3])、4位:東京(15)。3位内に入るには、最終節に東京が勝ったとしても棚ボタを待つしかない。返す返すも湘南ユースに勝ち切れていれば…!という感じで悔しいね。ちなみに、高円宮杯の関東出場枠は4。これはプリンス関東の上位4チーム。A・Bグループまとめての順位は、A1位vsB1位の対戦で関東1・2位が決定。「2位同士の対戦の勝者」が関東3位。「2位同士の対戦の敗者」vs「3位同士の対戦の勝者」の対戦の勝者が関東4位となる。だから、グループ3位内に入らないといかんのだ。これを逃した場合、高円宮杯に出るには、夏のクラブユース選手権で2位内に入ることが目標となります。
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