2013年11月10日

Jユース杯決勝T 2回戦 FC東京U-18vsアルビレックス新潟ユース 深川グランド

この日は、U-15の高円宮杯関東大会2回戦(11:00@味スタ西 深川vsFCトッカーノU-15、14:00@東戸塚FP むさしvs横浜FCJY)がある上に、トップの31節vsC大阪(13:00@味スタ)とU-18の試合時間が丸かぶり。分身の術はまだ使えないので、深川グランドへ。

他の試合を見に行った方の参考に、久々の観戦記を。

Jユース杯予選リーグを1位通過したことで、U-18は今日が初戦。昨日の冷え込みは緩んだものの、曇り空にやや強い風が吹く。風向きは南西〜南東で定まらない。

深川グランド入口で迎えたのは、大西と山岸。大西は10月16日のプリンス前育戦で負傷(左肘脱臼?)し、しばらく包帯で腕を吊っていたが、今日はそれが取れていた。復帰までもう少しか。このところスタメンに入っていた山岸は肉離れとのことで、今日は柳が出場。

【FC東京U-18】=============================

−−−−−−−11矢島−−−−−−−

−−−−−−−14長澤−−−−−−−

19蓮川−−−−−−−−−−−12田宮
         (66分 →15佐々木)

−−−−29安部−−−17高橋−−−−

05鴨池−−20田−28渡辺拓−−36柳

−−−−−−−01大野−−−−−−−


【アルビレックス新潟ユース】=============================

−−−−−24鎌田−−09渡邉−−−−−
(63分 →10山本)

04飯野−−−−−−−−−−−−18吉川
           (81分 →32斎藤)

−−−−−08三好−−14手塚−−−−−

13小池−−02五十田−05酒井−−07石附
               (68分 →31平岩)

−−−−−−−−01本田−−−−−−−

(※延長中に、?→17藤田の交代)


【得点】=============================
07分 新潟 18吉川
63分 東京 29安部
70分 東京 19蓮川
87分 新潟 10山本
96分 東京 11矢島
107分 新潟 09渡邉(PK)

【警告・退場】=============================
14分 警 新潟 13小池
24分 警 新潟 09渡邉
26分 警 東京 05鴨池
60分 警 新潟 08三好
75分 警 東京 29安部
81分 警 新潟 31平岩


前半は風下が自陣。

04分、17高橋がダイレクトで前に送ったパスに左サイドの19蓮川が抜け出し、中へ折り返す。ニアで11矢島がシュートを打つがサイドネット。

東京は良い試合の入り方をしたのだが、07分、新潟14手塚が右サイドをドリブルで駆け上がり、並走する05鴨池のマークをかわしてグラウンダーのクロスを入れる。GK大野がはじくもゴール前で混戦となり18吉川に決められる。【0-1】

10分、新潟の右遠めからのFK。ファーサイドで05酒井が走り込みヘッドで叩きつける。目の前でバウンドしたボールをGK大野がキャッチ。

13分、DFラインのカバーに入った29安部がパスコースを探すところで新潟09渡邉がボールを奪い、そのまま右からシュート。GK大野がはじき、28渡辺拓がクリア。

14分、中盤で17高橋がアフター気味のファールを受け、新潟13小池にイエロー。

パスを回す時間は東京が長く、相手陣内へ攻め込みシュートを打ってはいるものの、最初の1本を除けばあまり決定的なものはない。中盤で少し持ちすぎると厳しいプレスを受けるのはどちらも同じ。セカンドボールへの反応は新潟がやや勝る。

23分、左後方からのクロスに、フリーになった11矢島がヘッドで合わせるもGK本田がはじく。14長澤の右CK、セカンドボールに11矢島が再びヘッドで合わせるが、バーに当たる。

24分、異議(?)で新潟09渡邉にイエロー。渡邉はプリンスリーグ北信越の現得点王。前線でよくボールを追い、パスを受けに下がり、運動量豊富。そして見るからに気が強そう(大西が出てたらド突き合いだったんじゃないか、と話していたのはナイショ)。

26分、東京の左CKがクリアされ新潟のカウンターとなるところ、センターサークル付近でファールで止めた05鴨池にイエロー。

32分、19蓮川のドリブルから左CK。後方から05鴨池が走り込みヘッドで合わせるも枠外。

33分、17高橋から新潟09渡邉がボールを奪い、ショートカウンター。右へ走り込み角度のないところからシュートを打つがGK大野がキャッチ。

34分、新潟04飯野が左サイドをドリブル、36柳をかわしてシュート。GK大野がキャッチ。

35分、新潟左サイドから中へのパスを、18吉川が中央で受けてミドルシュート。DFがブロック。右CK、スローインと連続する新潟の攻撃を何とかしのぐ。

45分、新潟13小池が12田宮をかわしてミドルシュート。GK大野がはじく。

前半終了。
東京はサイドを使って相手陣内へ攻め込むものの、なかなか良いシュートが打てない。攻撃に人数をかけているため、相手ボールとなったときのカウンターへの対応が遅れ気味。
14長澤、試合前からドリブルで正面突破するイメージが強かったようで、ゴール前での選択を自分で狭くしているようにも思える。でも、まあ、コースケはそういう強気なところが良さでもある。

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後半。風向きが変わり、またも風下。と思ったが、後半は風向きも強さもコロコロ変わり、ロングボールは互いに対応が難しくなった。

55分、東京のカウンター。高いDFラインから19蓮川が抜け出し、右へ回り込んで中へ折り返す。29安部が走り込むもタイミングが合わず。

60分、19蓮川が左から中へ切り込むところを倒し、新潟08三好にイエロー。PAのわずかに外、正面やや左でFKを得る。東京の選手が集まってゴニョゴニョと相談。14長澤が動かしたボールを11矢島がシュート。しかしまたもバーに当たる。天を仰ぐ矢島だったが、右へ転がったボールを外で拾った29安部が弾丸ミドル。見事に逆サイドネットに突き刺さる。63分、同点!【1-1】

ここで新潟の交代。24鎌田→10山本。

66分、東京の交代。12田宮→15佐々木。負傷明けの佐々木がトップ下に入り、14長澤が右サイドへ移動。

68分、19蓮川の対面、新潟右SBの07石附が足を攣りピッチ外へ。そのまま31平岩と交代。

両チームが相次いで交代のカードを切る。風が弱くなり、日が差してきた。

70分、右サイドをオーバーラップした36柳からのクロスを15佐々木が軽くトラップし、そのままシュート。新潟GK本田がはじいたボールを11矢島が左へ流すと、19蓮川のボレーシュートが決まる。逆転!【2-1】

15佐々木はボールの持ち方が独特で、周りと違う時間が流れて見える。次に何をやるか予想がつかなくて楽しい選手。交代してすぐに仕事をしてみせた。

新潟は俊足の10山本のカウンターを狙い、何度もロングボールを入れてくる。東京の20田・28渡辺拓の両CBがはね返す。

75分、新潟のカウンターとなるところをファールで止めて、29安部にイエロー。

81分、左サイドを19蓮川が新潟31平岩と競り合いながらドリブル。ファールを取られなかったことに異議で(?)、平岩にイエロー。

新潟の交代、18吉川→32斎藤。

ピッチ外では、突風で審判テントが倒れる。青木の頭に当たったようだったが大丈夫だったかな。

87分、後方からのロングボールに、ついに新潟10山本が抜け出し、左へ回り込む。GK大野の飛び出しをかわして角度のないところからシュート。28渡辺拓がカバーに入るもボールはゴールの中へ。【2-2】

88分、14長澤が右サイドからドリブルで中へ切り込み、左へパス。19蓮川のシュートを新潟GK本田がはじく。右CKを得るが、14長澤の蹴ったボールはそのままエンドラインを切る。

90分、36柳のオーバーラップから右CK。14長澤からショートCKを15佐々木が受けて中へ切り込もうとするが、取り返される。

90+2分、左で新潟のFK。14手塚が直接狙うが、GK大野がキャッチしてすぐにロングフィードを前に送る。19蓮川が受けて抜け出し、右からシュートを打つが枠を切る。

同点のまま後半終了。10分ハーフの延長戦へ。

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延長前半。エンドは変わらず、後半に東京が西日を受ける配置。

93分、クリアミスを奪われ、新潟10山本が抜け出す。05鴨池が追いついてカバーに入り、GK大野がボールをキャッチ。

95分、浮き玉のパスに19蓮川が抜けだし、新潟31平岩をかわしてシュート。新潟GK本田がはじくが、11矢島がヘッドで押し込む!【3-2】

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延長後半。

101分、新潟04飯野のドリブルから左CK。17藤田がファーへ蹴ったボールをGK大野が片手ではじく。

中盤まで下がって攻守に走ってきた11矢島が足を攣らせ、何度も倒れる。

105分、新潟が右サイド遠めからのFK。GK大野がキャッチするも、ファーサイドの競り合いでファールを取られPKの判定。107分、新潟09渡邉がこれを決め、土壇場で同点とされる。【3-3】

108分、東京のカウンター。19蓮川が抜け出しシュートを打つが、新潟GK本田がはじく。こぼれたボールを15佐々木がシュート。これもGK本田がキャッチ。

05鴨池が足を傷め、タンカで外へ。

AT2分。決着はつかず、延長終了。PK戦へ。

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西日を避けて、東京ベンチ側のゴールでPK戦。

東京が先攻。1人目、14長澤、中央上へ決める。
新潟09渡邉、中央下へ決める。

2人目、11矢島、足を心配したが、左下へ決める。
新潟02五十田、左下へ決める。

3人目、17高橋、右へ蹴るが止められる。しかしGKが先に前に出たということで蹴り直しに。右下隅に決める。
新潟08三好、左へ決める。

4人目、15佐々木、左下へ決める。何だかとても無造作に蹴った。緊張しないのか。
新潟13小池、右上隅に決める。

5人目、19蓮川、新潟GK本田が止める。顔を覆う蓮川を、矢島が迎えに行く。
新潟05酒井、キャプテンが左下に決める。

PK4-5で新潟の勝利となった。

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試合で活躍した選手ほど、PK戦で失敗するのは何故なんだろう。涙する蓮川を大野が励ます。相手ベンチ、審判へ挨拶を終えるまではこらえていた矢島の嗚咽する声が聞こえてくる。

夏までの低迷から立ち直り、ようやく良いチームになってきた。逆転し、二度突き放した。地力では東京が上だっただろう。しかし、鋭く固いカウンターで一瞬を狙う相手に対し、2点差をつけておくことができなかった。絶対的に信じられる武器を持つチームは強い、と改めて思う試合だった。

印象に残ったのは、新潟左サイドの13小池のロングスローと強烈なミドルシュート、04飯野のドリブル。FW09渡邉の運動量。
東京は11矢島の責任感、15佐々木の“ザ・ワールド”。36柳は14長澤と縦の関係になってからオーバーラップが増え、DFを抜き切る前にクロスを入れるようになった。試合の中で学習するタイプだ。
そして19蓮川。このところほぼ毎試合、対面のSBを疲弊させて途中交代に追い込む突破力は、チームの復調の大きな要因だ。今日は辛い日となったが、明日はまた相手をぶっちぎれ。
両GK、本田と大野の活躍も素晴らしかった。GKが良いと試合が引き締まる。

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これで、残るはプリンスリーグ3試合。ここで3位内に入れば、12月14日・16日のプレミア参入戦への出場権を得られる。

3年生、まだやることがあるよ。悔しがれ、強くなれ。
5試合を終えて、皆の笑顔を見せてくれ。
頑張れ!
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー:観戦記2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする