2008年08月11日

『女教師は二度抱かれた』シアターコクーン

市川染五郎、大竹しのぶを主演に迎えた、松尾スズキの新作。舞台奥でバンドの生演奏付き。
場面場面はナンセンスで可笑しいが、つながりが弱くて、音楽と役者の力技で無理矢理まとめた感じ。バラバラになりそうなところが、とりあえずまとまってるのがすごいとも言える。案外あっさりした後味。どこに着地点を持ってくるのかと思ったら、監禁状態での見る/見られるところに落ち着いたので、それならニッソーヒ(日本総合悲劇協会)として作ってもっとダークな話にした方が納まりが良かったかもしれない。それにしても松尾スズキはじわじわと怖い。振りはらっても振り払っても女の髪の毛がまとわりつく、みたいな、哀れを含む日本の怪談系の怖さ。

染五郎が自分では芝居のできない小劇団の演出家をやる横で、阿部サダヲが演技過剰な歌舞伎界の異端児をやってるのが可笑しい。サダヲの強引力は最強です。歌舞伎風の所作が妙に上手い。
大竹しのぶのこういう役ばかりを観ているので、ちょっと食傷気味です。普通の人を演じているところの想像がつかない。『奇跡の人』でも観に行けばいいのか。
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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