2009年01月03日

『博物館に初詣』東京国立博物館

今年は丑年ということで、新春特別展示は「豊かな実りを祈る―美術のなかの牛とひと―」。牛って身近な動物だから、いろいろ画題にしたものもあるんじゃないかと思っていたのだが、四季耕作図、神社の縁起、十牛図、許由巣父図くらいで、案外、牛そのものを題材にした作品は少なかった。ちょっと拍子抜け。
駿馬ならぬ「駿牛(すんぎゅう)図巻断簡」は面白かった。牛車を引く牛の中で、巷で評判の駿牛を紹介したもの。英語のタイトルが「Fast Ox」とあるからには、牛車を引くのがすげー速い牛ということなんでしょう。

常設展では、厚板(唐織の能装束)と、自在置物が面白かった。自在置物というのは、要するに鉄製のフィギュアなのだが、日本人って昔っからこういう細工物が異常に好きなんだなーというか。1.5m位ある龍の置物が、とぐろ巻いたり伸びたり、がっしょんがっしょん動くのだ。脚も爪も口も目もひげも動くよ! 馬鹿馬鹿しくって大好きだ。他に、海老とか蟹とか昆虫とか。鷹は翼の動き方の再現に苦労している様子が見受けられる。
フィギュアということでは、十種香の成績付けに使うお人形の数々が、何というのかこう、ちまちまさ加減にうきーっとなりそうになるというか…。香道ってフェティシズムの極みだなあと思いました。

うっかりのんびり常設展を見ていたら16時を過ぎていて、あわてて国立科学博物館へ移動。

posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術展/イベント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/112206704
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック