2009年08月29日

納涼 茂山狂言祭2009 国立能楽堂

千駄ヶ谷駅周辺は、国立競技場での嵐LIVEのチケットを求めるお嬢さん方でごった返している。ああやって「譲ってください」のボードが大量に並んでいる状態で、実際にチケットが手に入ることなんてあるのかしらん。混雑を通り抜けて国立能楽堂へ。

前節は茂山宗彦。「国立のチケットならあるよー」と、駅周辺の混雑もネタに(笑)。本日の演目の説明。宗彦さんは、茂山家の年齢構成の関係で、子供の時分に居杭をやったことがないのだそうだ。

●「宗論」
法華の僧:茂山茂、浄土の僧:茂山逸平、宿屋の亭主:島田洋海
頑固熱血の法華僧と、面白がりで屁理屈の浄土僧の宗教論争。宿屋でヒートアップするうちに互いの念仏と題目を取り違えて、しまった!と顔を見合わせる。「法華も弥陀も隔てはあらじ」と仲直り。性格の違う二人の掛け合いが面白い。

●「居杭」
居杭:茂山千之丞、主:茂山童司、算置:茂山宗彦
子役の居杭に千之丞さん。おじいちゃんが肩の力を抜いて、飄々と舞台上で遊んでいる感じが可愛らしい。「身につけると姿が見えなくなるアイテム」のアイディアって、昔からあるんだな。「自分の姿が見えなくなったら何をしたいか」は、人間の普遍的な想像らしい。

●新作狂言「死神」(作:帆足正規/演出:茂山千之丞)
男:茂山千五郎、死神AB:茂山あきら、召使いA:丸石やすし、召使いB:鈴木実、召使いC:増田浩紀、奥方:茂山千三郎
古典落語(元はグリム童話)の翻案。死神を居眠りさせようと必死になる様子が可笑しい。目が覚めて、えぇッと向き直った死神と、してやったりの男。最後は一転、おどろおどろしい気配となって、「アァ、消える…」でコロンとひっくり返った男を見下ろす死神が不気味。狂言で見ても面白いなあ。


昼の部を見終わって、M2さんと味スタへ。
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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