2011年04月17日

高円宮杯U-18プレミア・イースト第2節 FC東京U-18 - 浦和レッズユース 深川グランド

朝方は肌寒かったが、日が昇ってみるとたちまち気温が上がる。観戦には気持ちのいい気候だが、選手にはちょっと蒸し暑いか。
深川グランドの公園側は人でいっぱい。芝の状態イマイチ、水はけのため太鼓状に中央が盛り上がった地面、見学スタンドからはネットの支柱でコーナーが隠れる、スタンドを降りるとグランドレベルで見づらい観戦環境。そういうマイナス要因はあるけれど、自分は深川グランドが好きだ。どこよりも試合に近い。試合中の選手に近い。それに、隣りの人工芝ピッチでは、U-15のいろんなチームが試合していたり、東京ガスのクリエイターズ(アメフト部)やラグビー部、フィールドホッケー部が練習していたり、奥の体育館をFC東京バレーボールが使っていたり。サッカーに限らずスポーツは楽しいなあと思える場所で、そういう場所が住宅地の生活の中にある。おかげで、応援で盛り上がりすぎて怒られたりもするのだけれど…。

新人戦決勝で退場してしまった03吉田の扱いがどうなるのかわからなかったが、この試合には出場。延期になった第1節か、天皇杯予選、どちらかで出場停止を消化するのではなかろうか。
今年のCB候補と思われた04石原は、インフルエンザでお休みとのこと。初戦のCBは02下川が05小林とコンビを組む。
10橋本はU-18代表のダラスカップ参加で不在だが、二種登録された今年は基本的にトップ帯同だろう。15野沢もU-17代表のメキシコ遠征帰りのため、ベンチスタート。野沢についても今年は代表で不在のことが多くなりそうだし、ひょっとすると来年は橋本と同様…などと妄想してみると、「いればラッキー」くらいに考えてチームを作っていった方が良い気がする。さてどうなるか?
キャプテンマークは08山口がつけているけれど、コイントスに行ったのは01谷。何かゲンかつぎでもあるのかな。


FC東京U-18 [ 3 - 1 ] 浦和レッズユース。

【FC東京U-18】=============================

−−−−−18岩田−−19斎藤−−−−−
          (HT→15野沢)

07岩木−−−−−−−−−−−−13福森

−−−−−09冷岡−−08山口(C)−−−−
(90+2'→11湯浅)

06村松−−02下川−−05小林−−03吉田

−−−−−−−−01谷−−−−−−−−


【浦和レッズユース】=============================

11堀田−−−−−−12高田−−−−−−07鈴木
       (80'→18西袋) (78'→15小峯)

−−−−−−14繁田−−−10矢島−−−−−−
   (88'→22吉野)

−−−−−−−−06野崎(C)−−−−−−−−

05佐藤−−−03寄特−−−04小出−−−20新井
(74'→23岸)

−−−−−−−−−01三上−−−−−−−−−


【得点】=============================
37' 浦和 12高田
50' 東京 15野沢
54' 東京 07岩木
90+1' 東京 09冷岡

【警告・退場】=============================
70' 警 浦和 05佐藤
87' 退 浦和 01三上
90+2' 警 東京 11湯浅


前半。
相手の速いパス回しを捕まえきれず、バランスが崩れて手薄になったサイドを使われる。18岩田、19斎藤の2トップが前線でボールを追うものの上手く連動できず、4バックと06野崎に左右に振り回されてスペースが空くと、10矢島・12高田が顔を出してボールを受け、サイドへパス。両サイドのドリブルからクロスあり、中へ切り込んでのシュートあり、中央で受けてミドルあり、点を取るパターンをたくさん持ってるなあという印象。が、GK谷と05小林が声を出してDFをまとめ、本当に決定的な場面はなかなか作らせない。
東京はロングフィードから07岩木がドリブルで左サイドを突くが、人数をかけて囲まれ、ゴール前まで行けない。

13分、浦和、12高田がロングフィードのトラップから縦にドリブルしてミドルシュート、枠上へ。

14分、東京、左サイドで09冷岡がカットしたボールを07岩木がドリブル、DF2人をかわして中へ切れ込みシュートを打つが、DFに当たる。
16分にも、同じ形。09冷岡のカットから07岩木がドリブル。ライン際からのクロスに、ニアに18岩田が走り込むが、シュートはGKがキャッチ。

このあたりで浦和の前線がサイドを入れ替え、11堀田が右、07鈴木が左へ移動。東京07岩木がかき回す浦和右サイドの上がりを控えて、07鈴木に左から攻めさせる感じ。しかし対面の03吉田がギリギリで抑え込み、クロスまでは行かせない。

25分、浦和、右11堀田からのサイドチェンジに07鈴木が走り込むが、胸トラップが大きく、GK谷がキャッチ。

29分、浦和、左サイドで10矢島がボールキープ。DFをかわしてミドルシュートも枠上へ。

東京はパスを散らす選手が08山口のみ。ロングボールを入れても前でボールが収まらず、FW2人の連携も上手く行かないため、両サイドの07岩木・13福森が中へ入りフォロー(というか、クセかな)。ボランチに入った09冷岡は相手の攻撃を警戒して下がりがち。中盤が空くので18岩田が引いてくる。と、ギクシャクした悪循環。浦和の配給役、06野崎・10矢島をなかなか抑えられない。

37分、浦和、06野崎のフィードを10矢島が左で受けて、ゴール前へクロス。12高田がジャンプしたところを、遅れて飛んだ05小林が後ろから押す形となり、PK。カードは出ず。12高田が左隅へ決めて、浦和先制。GK谷、コースは読んでいたが届かず。【0-1】

前半は大きな動きもなくそのまま終了。

後半。
東京はHTに19斎藤→15野沢に交代。15野沢がボランチに入り、09冷岡が1列前へ。縦の2トップという形。今の時点ではこの布陣の方が機能するだろう、というのは、多分ここまで練習試合等を見てきた者の多くが感じていたと思う。それでも、敢えて「野沢不在時」の形を作るために前半を使ったのではないかな、と。交代となった19斎藤は悔しかっただろうが、何が足りなかったか考えて、次へつなげてほしい。スタメンに選ばれたのは、期待の表れなんだから。

09冷岡は、ちょっと慎重なタイプなのかな。ボランチに置くとどうも自己主張が薄くなるようで守備に徹しがちだが、前線ではボールを収めて自分でシュートも打てる選手。今年、彼がどう変わっていくかは、ひとつ注目点だと思う。後半は、その09冷岡が相手の1ボランチ06野崎をマークするようになり、浦和のパスが前半ほど自由に回らなくなる。

開始早々、ロングフィードを受けた12高田に対し、入ったばかりの15野沢が守備に行くものの軽くかわされ、14繁田にミドルを打たれるがこれは枠上へ。最初から集中しないと!

48分、左サイドを07岩木がドリブル突破。DF3人かわして、逆サイドまで顔を出していた13福森へパス。13福森が中へ切れ込もうとしたところをDFに倒され、PAの角あたりでFKを得る。キッカーは07岩木。壁に当たってこぼれたボールを08山口が拾い、すぐに左へパス。13福森→07岩木が受け、ドリブルでDFをかわしマイナスのパスを送ると、走り込んだのは15野沢。ゴールへ流し込むようなシュートが決まる。【1-1】

50分に試合を振り出しに戻すと、流れは東京へ。54分、ピッチ中央でボールを持った15野沢。右をフリーで駆け上がる03吉田へ、と見せかけて、左の07岩木へ狭いコースを通す見事なパス。07岩木が18岩田にボールを当ててワンツーでPA内へ侵入、角度のないところからシュートを決める。一気に逆転!【2-1】

59分、浦和の波状攻撃。東京13福森が中へ入り空いたスペースを、浦和07鈴木がドリブルで駆け上がる。13福森が追いついたところで、中へパス。14繁田(?)のシュートは、GK谷が足を伸ばしてブロック。右のスローインから10矢島のミドルシュートはGK谷がはじき、02下川が何とかクリア。

64分、東京、野沢がフォローに入ることで、前半は目立たなかった右サイドが機能し始める。03吉田が13福森にボールを預けて追い越し、再びパスを受けて中へ切れ込む。そのまま自分で行くか、というところで、意表をついてスルーパス。09冷岡が抜け出し右からシュートを打つが、惜しくも枠上へ。
18岩田と09冷岡の2トップもいい連携からの攻撃があるものの、1つ手数が多くなりシュートに行けない場面が2・3回続く。

66分、浦和、右サイドでFK。10矢島の蹴ったボールはゴール前を横切り、ファーで03寄特がシュート。わずかに枠を切る。

70分、13福森がパスを受けたところを05佐藤が後ろから押して、イエローカード。ライン際だったので、勢い余って2人もろとも観客のところまで転がり出る。

74分、浦和、05佐藤→23岸。11堀田が左SBに下がり、23岸が3トップの左へ。

78分、浦和、07鈴木→15小峯。14繁田と23岸がポジションチェンジ。
80分、浦和、12高田→18西袋。
で、こんな感じに。
23岸−−−−10矢島−−−07鈴木
−−−15小峯−−−18西袋−−−
−−−−−−06野崎−−−−−−
11堀田−03寄特−04小出−20新井
−−−−−−01三上−−−−−−

83分、浦和、右サイドから10矢島のFKに、04小出がフリーでヘッドで合わせるが、GK谷の正面。

85分、浦和、ロングフィードを18西袋が右へ落とし、14繁田が拾ってシュート。枠を切る。

87分、ハーフウェイ近くまでラインを上げた浦和DFのパスを18岩田が追い、カットして一人、相手陣内へ抜け出す。PA外まで飛び出したGK三上がたまらず足を掛けて倒し、一発レッド。18岩田は足を攣り、一旦ピッチの外へ。

浦和は14繁田→GK22吉野に交代。

07岩木のFKは壁に当たる。落ち着かない浦和DFのパス回しを、治療からピッチに戻った瞬間に18岩田が猛ダッシュしてカット。そのまま右サイドを駆け上がり、GKと1対1。ここで中央を並走してきた09冷岡へパス。走り込んだ09冷岡が蹴り込んで、90+1分にダメ押しのゴール。【3-1】
2トップが抱き合って喜ぶ。終盤まで足が止まらなかった2人へ、ご褒美のアシストとゴールだ。こんな嬉しそうなヒヤは初めて見たかも(笑)。

90+2分、東京、09冷岡→11湯浅。かなり前から入る準備をしていたが、なかなか交代を言われずじりじりしていた「アンパン」こと湯浅。気合いを入れてボールを追い過ぎて、交代早々にファールでイエローカードを受ける。今日の主審はなるべくカードを出さない人だったのだが(苦笑)。

3-1で試合終了。見事な逆転劇。

試合後、挨拶に来る選手達。“シャー”に冷岡が呼ばれると明るい笑いが起こる。あ、やっぱりそういうお祭りキャラではないのね。照れくさそうな冷岡のシャー。これでもっと強気に積極的になっていってくれるといいなあ。

浦和で印象に残ったのは、06野崎と10矢島。配給役とポスト役、いい選手だな。キャプテン野崎は、倉さんが浦和のトラップに「ハンドー!」と大声で抗議した後で「相手の監督、カンケーないから!」と味方を落ち着かせていたのも面白かった(笑)。

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ダンマクには「サッカーのある幸せ」と書いた。サッカーに安心して熱中できることが自分達の幸せ。それが今ここにはある。大切に、大切にしないと。そうして、同じ時にその幸せを享受できないサッカー好き達のことを忘れないようにしよう。

posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー:観戦記2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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