2007年03月19日

『かぶき座の怪人』花組芝居 スペースゼロ

花組芝居20周年記念公演。帰ってから、前回公演時のパンフ・脚本を引っ張り出して見ていたのだが、ベテラン勢は味を増し、当時新人だった人達が成長し、現在の新人さん達も色を加え、劇団として厚みが出来たなあ、と思った。加納座長が中心というところだけは変わらないのだけれど、それが花組のお約束ではあるのでね。
この芝居は、脚本に福島三郎氏が加わっているので、普段の花組より数段わかりやすく筋道立って話が進む。身毒丸的母子関係と女優の業がテーマだから、いかにも“加納幸和”という感じだし、そうでありながら後味が軽いのもよい。20周年の歴史を抽出しつつ、花組入門編としてもちょうど良い内容だと思う。花組作品のうちでも、かなり好きな芝居です。
配役がほぼ総入れ替えになる中、九重八重子の加納さんと、宇治野川霧(権屋)の八代さんだけは変わらず。本筋からはやや外れて狂言回し的な権屋だが、何はともかくいちばん大事なのは芸である、というもうひとつのテーマを表す存在として、彼がいなくてはこの芝居が成り立たないのだ。最後の、道成寺のドレスが好きー。
唯一残念だったのは、原川さんが『阿国』出演中で不在だったことでしょうか。あと、高荷さん。早瀬支配人に、高荷さんから祝電が届いてて笑いました(前回は高荷さんが配役)。
良い芝居でした。やっぱり花組好きだわ、うん。
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 演劇/舞台 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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