2016年02月18日

新シーズン開幕:T1 第1節 関東第一高校vsFC東京U-18B 駒沢第二球技場

関東第一高校 [ 0 - 2 ] FC東京U-18B

ブログ回帰キャンペーン中らしいのでこっそり復活。気力が続くかどうか。
ユース年代のリーグ戦の仕組みがわからんという方に向けて、ちょっと説明多めに書いてみます。

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FC東京U-18の新シーズン開幕は、Bチームの試合。

FC東京U-18Bの公式戦参戦は、2012年から。参戦した地区トップリーグ(Bグループ)を初年度に優勝して、翌年からは東京都が舞台のTリーグに足を踏み入れます。2013年はT3リーグ(Bグループ)3位、2014年に同(Aグループ)優勝で昇格を決定。2015年はT2リーグをFCトリプレッタユースと同勝ち点ながら大量の得失点差に守られて2位に入り、いよいよ今年からT1リーグを戦うことになりました。

ちなみに、現在、東京都〜関東〜全国のU-18年代のリーグ構成は次のようになっています。

1:プレミアリーグ(EAST・WESTの2ブロック制、各10チーム) ※新シーズンのページはまだ無し
2:プリンスリーグ関東(10チーム。2013年までは2部制、各10チーム)
3:東京 T1リーグ(10チーム)
4:東京 T2リーグ(10チーム。2013年までは2グループ制、各10チーム)
5:東京 T3リーグ(2グループ制、各10チーム)
6:東京 T4リーグ(2グループ制、各8チーム。2014年に創設)
7:地区トップリーグ(4グループ制、各8チーム)
8:地区リーグ(全8リーグ)

U-18Bは地区リーグ免除で地区トップリーグから参戦して、4年かけてT1リーグまで上がってきた訳です(上でわかるように、2014年にリーグ構成の再編が行われ、地区トップリーグの上にT4リーグが創設されています。このため前年にT3昇格していたU-18Bは、1カテゴリー分を省略できたのでした)。
この間のU-18Aは、2012年は前年にプレミアEASTから降格してプリンス関東1部に参戦、惜しくも2位で参入戦進出は叶わず(この年は各地域プリンス1位が参入戦進出)。翌2013年は6位。2014年に再編で1部制となったプリンス関東を2位で終え関東3枠の参入戦出場資格を得ると、参入戦2試合を勝ち抜いてプレミア復帰を決めます。復帰初年度の昨年はプレミアEASTで5位、今年もU-18年代最高のリーグを戦います。

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さて試合。U-18Bの相手は前年T1優勝の関東第一高校。
T1リーグ開幕戦の組み合わせは、前年優勝チームvs2位昇格チーム、2位vs1位昇格、3位vs8位…と順位表の上下が順番に対戦相手となるのが慣例(前年優勝チームがプリンスリーグへ昇格していたら、2位vs2位昇格、3位vs1位昇格…になる)。その後、第2節は前年優勝vs1位昇格、2位vs8位、3位vs7位…、第3節は前年優勝vs8位、2位vs7位、3位vs6位…のように組み合わせがずれていきます。

【関東第一高校】=============================

−−−−09林−−−11嶋田−−−−
07堤−−−−−−−−−−−08新藤
−−−−05菅谷−−10冨山−−−−
06根本−03鈴木友−04石島−02佐藤
−−−−−−01内野−−−−−−


【FC東京U-18B】=============================

−−−−36杉山−−−18鈴木郁−−−−
38小林幹−−−−−−−−−−−26吹野
−−−−34品田−−−32小林真−−−−
28荒川−37長谷川光−35篠原新−22吉村
−−−−−−−−30高瀬−−−−−−−


U-18Bは昨年から頻繁にメンバーや配置を入れ替えて試合を重ねてきているので、新シーズン最初の試合でもスターティングメンバーに目立った変更はないように感じられる。本日キャプテンマークの22吉村は元々トップやサイドの選手だったが、しばらく前からSBで起用されていて、このままポジション転向となるのか気になるところ。

ユースコーチ陣の顔ぶれには変化があり、新シーズンのBチームは前むさし監督の中村忠さんが指揮を執ることに。佐藤一樹監督の試合中の指示も相当面白いが、忠さんのそれも負けず劣らず面白い。1年でずいぶんと大人になるこの年代、Aチームと、より若いBチームへのベンチからのコーチングの違いを聞いていくだけでも楽しいことと思われます。

(念のため、試合記録の右左は基本的に攻撃側の視点で書いております。)

前半02分、いきなり試合が動く。後方からパスを受けた36杉山がすぐに縦へのスルーパス、18鈴木郁が抜け出してゴール。裏抜けの上手いフミヤ、新人戦決勝でもゴールを決めており、好調が続く。【0-1】

幸先よく先制したものの、その後は関一のサイド突破に苦しむ展開。
左から09林・07堤、右から08新藤が縦パス・サイドチェンジを受けて攻め上がり、クロスやCKにつなげる。東京の両SBはなかなか上がって行きにくい。
10分頃、18鈴木郁がファールでイエローカード。初ゴールも初イエローもフミヤでした。

12分、中盤10冨山(?)から大きく右へ出たボールに08新藤が走り込み、速いクロスを入れる。ゴール前でごちゃついたこぼれをファーで07堤が受けるが、DFが挟んで取返しクリア。
長短のパスを動いて受ける関一に対し守勢に回りそうなところで、ベンチの忠さんからは「ズルズル下がるな! 簡単に下がるな!」の声が何度もかかる。

23分、東京の反撃。36杉山が左からパスを受けるもシュートは打てず、そのまま右へ送る。26吹野が受けてDFと対峙、と、突如前へのドリブルを仕掛けて相手を振り切り、エンドライン際を回り込んでマイナスのパス。DFのクリアに34品田が走り込んでシュートを打つも枠外。
27分、再び右サイドで26吹野がDF足元からボールを奪い、中へ折り返すと、36杉山がスルーしてゴール前へ入ってきていた38小林幹がシュート。これが決まって追加点。得点のうち0.5点くらいは、1対1の強さを発揮した吹野に付けてあげたい。【0-2】

固さの取れてきた東京、プレスをかけて球際で戦えるようになる。29分には33小林真が中央でボールを奪ってそのままドリブルからシュート。GK内野がキャッチ。
33分、ロングフィードを左奥で18鈴木郁が受けて、DF2人の間を抜いて行こうとするところを倒される。34品田のFKはDFがクリア。

38分、左スローインからのワンツーで07堤が抜け出し、クロス。08新藤のトラップが大きくなり、GK高瀬がキャッチ。

43分、18鈴木郁のクロスをDFがクリアしたボールが、あやうくオウンゴールになりかける。34品田の左CKをファーで競り合うも入らず、こぼれを受けた18鈴木郁がターンしてミドルシュート、GKがはじく。
45+1分、縦パスに36杉山が追いつき、粘って左CK獲得。34品田のボールにニアで35篠原新が合わせるが枠外。

前半終了、0-2。

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HTに関一の交代。11嶋田→16石井。
忠さんから「(パスを)受ける意識!」と声をかけられて送り出される選手達。

後半立ち上がりからしばらくは関一のペース。49分、縦パスに08新藤が追いつきライン際から中へ折り返し。ゴール前で05菅谷から07堤(?)と細かく繋がれるが22吉村が何とかクリア。
56分、35篠原新から22吉村へのパスを09林がカットして関一のショートカウンター。林がドリブルで切り込んで後方に戻すと、10冨山がミドルシュート。枠をそれる。

57分、関一の交代。08新藤→14重田。重田がトップに入り、09林が右サイドへ移動。

59分、右奥で16石井のドリブルを倒す。06根本のFKをニアでクリア。
63分、09林が左で粘ってボールを奪い、パスを受けた07堤がクロスを入れる。ファーで14重田が折り返したボールをクリア。

ここで関一が3枚目の交代。07堤→15篠原友。前の並びはこんな感じに。

−−−−15篠原友−−−−
09林−−10冨山−−14重田
−−16石井−−05菅谷−−

64分、10冨山のスルーパスに中央右から14重田が抜け出し、決定的なシュート。これをGK高瀬がナイスブロック。こぼれに09林が反応するがシュートは枠外。

65分、東京の交代。18鈴木郁→39原、36杉山→45久保と、前線を2枚替えで、リズムの変化を図る。新シーズンから飛び級でU-18に加入する現在中2の久保が、さっそくの公式戦デビュー。
68分、GK高瀬からのフィードを45久保が追って左CKに。34品田が入れたボールはクリアされるが、正面後方で久保が拾ってシュート。わずかに枠外。惜しい!

70分、関一の交代。05菅谷→12尾崎。むさしOBの登場に喜ぶ東京サポ達(笑)。

74分、自陣からドリブルで運ぼうとした32小林真へのファールで、16石井にイエロー。
75分、35篠原新からのフィードに39原が抜け出すが、GK内野がキャッチ。

84分、東京の交代。38小林幹→43長谷川大、26吹野→42和田で、両サイドをチェンジ。カンはちょっと消え気味の時間帯がありつつもゴールの結果は出す選手で、なかなか評価が難しい(苦笑)。もっと出来るだろー!と手をワキワキさせながら応援しております。頑張れ〜。
88分、東京の交代。22吉村→29高橋海。CAPマークもそのまま受け渡し。

89分、左サイド遠めからFKを34品田が直接狙うが枠の上へ。

AT3分。そのまま東京が逃げ切って、昇格初戦を勝利で飾った。

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東京は、開幕戦にして、すでに予想以上にチームの形ができていた。ただ、今年はU-23に何人も呼ばれることになるだろうから、A・Bチームともメンバーの定まらない試合が続くことになる。そのときどうなるか。例年よりも公式戦出場のチャンスが増えたことで、もちろん選手のモチベーションは高いだろうから、楽しみでもあり、心配でもあり、というところです。無理をして怪我だけはしないように。

関一はまだチーム作りの途中という感じだが、全員よく声が出て、長短のパスが気持ちよく動く。10冨山、08新藤が印象に残った。

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小ネタ。メイン側(東京ベンチ前)の副審は、昨年度3年生の相原君でした。大学が始まる前のこの時期は、卒業する3年生が手伝いに来てくれる。昨年は下平君が副審を務めてくれていた。どうもありがとう!
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー:観戦記2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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