2018年07月22日

クラブユース選手権グループステージ1日目 FC東京U-18vsロアッソ熊本ユース 前橋市富士見総合グラウンド

U-18クラ選がいよいよ開幕。Hグループは東京、熊本、金沢、磐田。
連日の酷暑のため競技時間の変更が発表されており、群馬でのグループステージは70分(35-10-35)、ノックアウトステージは80分(40-15-40)で引き分けは即PK戦。西が丘に場所を移し夕方〜夜に行われる準決勝・決勝のみ、通常通りの90分(45-15-45)+延長20分+PK戦となる。また、おそらくはすべての試合で前後半に飲水タイムかクーリングブレイクが取られることになると思われる。
となると、グループステージは試合開始から主導権を握りに行かなければ、流れを取り戻す時間が足りなかったということになりかねない。クーリングブレイク明けの集中力も問われることになり、試合運びにはいつも以上に注意が必要だ。

初戦の会場は富士見総合、昨年は土砂降りの中、田んぼのようになったピッチでC大阪と名勝負を行った場所だが、今年は青々ときれいな芝。標高が高く周りには木も多いので、日差しは強いが思ったよりは過ごしやすい。とは言え、気温35.4℃。湿度が37%と乾燥しているのが助かる。


FC東京U-18 [ 2 - 1 ] ロアッソ熊本ユース

【FC東京U-18】=============================
−−−−−11今村−13宮田−−−−
37角−−−−−−−−−−−06天野
−−−−07小林里−17寺山−−−−
22佳史扶−02木村−20湯本−04草住
−−−−−−−01大本−−−−−−


Bチームはゴシアカップ出場(3位で大会終了)でスウェーデン遠征中だが、1年生数人はクラ選のため日本に残った。そのうちの1人、37角がスタメンで出場。


【ロアッソ熊本ユース】=============================
−−−−10樋口−11小野田−−−
19上野−−−−−−−−−07駒木
−−−−14武坂−08田尻−−−−
23吉井−03相澤−05宮嵜−25澤田
−−−−−−01宮本−−−−−−



1分、前線へ浮き球のパスがクリアされ、22佳史扶の右CK。ファーに流れる。

4分、縦パスをクリアして、25澤田の左CK。ふわっと上がったボールにファーサイドの08田尻が頭で合わせ、熊本が先制。【0-1】

最初のセットプレーを決めたことも手伝って、熊本の出足が良い。両ボランチとやや下がり目でプレーする10樋口を中心にルーズボールをよくひろって、DFラインから気持ちよくパスをつなぎ攻め込む。樋口は後ろからパスを引き出して鋭いターンで前に向かうテクニシャン。サイドの19上野の瞬足に手を焼く。

東京はまだ連携がかみ合い切れず、パスを出す/受けるに余裕がない。ボールを一発できちっと収めるだけでだいぶ楽になれると思うのだが、これもまた「ニワトリとタマゴ」だ。

13分、左スローインからつないで07駒木のシュートはGK大本がはじく。23吉井の右CKをクリアして、25澤田の左CKは競り合ってボールは外へ。ゴールキックに。

19分、04草住のクロスがファーに流れ、37角が受けて切り返したところをDFに奪われる。11今村が奪い返して中へ切り込み、得意の角度からシュートを決める!【1-1】

ここで飲水タイム。「第1クオーター」を振り返ってみると、両チームともファウルが少ない。ここまでは、あまり、球際でバチバチという試合ではない。

25分、ゴール右でGK宮本へ37角がプレスをかけてボールを奪うと、ヒールで中へパスを送る。11今村がダイレクトでシュートを打つが、枠上。

32分、浮き球の縦パスに中央を11小野田が抜け出す。02木村がマークについて左へ追い出し、シュートをブロック。25澤田の左CKは、ゴール前でファウルがありゴールキックに。

35分、22佳史扶がドリブルで運び、DFをかわしてエンドライン際を中へ切り込む。マイナスの折り返しをDFがクリア。右へ飛んだボールを04草住が追って、アーリークロスを入れる。ファーで11今村が頭で合わせるが枠外。

前半終了。早い時間に失点するも、前半のうちに追いつくことができた。

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後半。東京の交代、06天野→09鈴木。鈴木が左に入り、37角が右へ移動。

36分、左中盤から22佳史扶のFK。GK小野田が前に出てはじく。

後半に入り、東京の出足が速くなる。自然と球際での競り合いも増えてくる。

40分、右で07小林里を追い越してパスを受け、13宮田が抜け出す。クロスを11今村が待ち構えるが、その前でDFがクリア。

43分、ゴール前でパスをつなぐがシュートまで行けず、クリアされる。自陣から飛び出した20湯本が中央でボールをひろいミドルシュート。ミートしきれずグラウンダーで抜けていったボールをGK小野田がキャッチ。

44分、左でファウルがあり22佳史扶のFK。ニアでクリアされたボールをひろってつなぎ、右から07小林里が切り込む。DFがクリアして佳史扶の右CK。中央でクリアしてボールを20湯本が左でひろうがカットされる。球際で争い東京のファウルに。熊本のFKとなり前線の11小野田へロングフィードが届くが、02木村がドリブルのコースをふさいでクリア。

48分、左スローインからつないだところで09鈴木へファウルがあり、左からFK。37角が蹴るがGK宮本がキャッチ。

49分、右サイドでハイボールを競り合い、37角とDFが立看板にぶつかる。ヒヤッとするが、角がひじを擦りむいただけで大事なし。

53分、左から11今村のシュートをDFがクリアして、22佳史扶の右CK。ニアでDFがクリア。

54分、飲水タイム。ここで東京の交代、11今村→25青木。

59分、熊本のカウンター、中からパスを受けて左サイド19上野がドリブルで駆け上がる。04草住が並走して、折り返したボールをクリア。25澤田の左CKに、ニアで混戦となるがクリア。セカンドボールを10樋口が中央でひろい、左の上野へパス。折り返したボールが中央の11小野田に入ったところを、なんとかクリア。

試合終盤、気温が上がり苦しい時間帯。熊本25澤田の声がよく出る。東京は20湯本が声をかける。

64分、19上野が一度ボールを下げて、23吉井がクロスを入れる。ニアに11小野田が走り込み、角度のない位置からのシュートはGK大本がはじく。25澤田の左CKをニアでクリア。セカンドボールをファーサイドでひろい、クロスが入るところをブロックして、吉井の右CK。ファーでつないで07駒木が抜け出し、折り返すところをブロックして、もう一度澤田の右CK。ニアへ低く蹴ったボールをクリアして、東京のカウンター。25青木からパスを受けて、37角のクロスはDFがブロック。スローインがクリアされるがセカンドボールをつないで左から09鈴木がクロスを入れるも、GK宮本がキャッチ。

67分、東京のカウンター。25青木からパスを受けて13宮田が左サイドをドリブル。09鈴木につなぎ、鈴木が縦にえぐって折り返すところをDFがブロック。37角の左CKとなるが、ショートCKの息が合わずクリアされる。

70分、10樋口からパスを受け07駒木が右へ抜け出しシュート。GK大本が一度こぼすがキャッチ。

AT3分。

70+2分、自陣で04草住のクリアが近くの19上野に当たり、上に飛んだボールを競り合ったところで草住のファウルとなりイエローカード。左遠めから25澤田のFKはGK大本が片手パンチングでクリア。

70+5分、GK大本からのロングフィードに13宮田が走り、競り合って熊本のファウルに。左サイドやや内寄りから22佳史扶のFKは中央でクリア。37角がセカンドボールを右でひろって抜け出しクロスを入れる。中央後方で頭上を越えて一度バウンドしたところに、ファーサイドの07小林里が頭で合わせ、土壇場で逆転ゴールを決める!【2-1】

そしてここで試合終了。

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引き分けを想定していた熊本の選手達が、がっくり膝をついたが、正直なところ応援する側も引き分けで妥当な試合かなと思いながらの終盤だった。チームとしての完成度や内容は熊本の方が上だったと思うが、そんな試合でも笛が鳴るまで全員が諦めず、よく走って勝ちに行ったことを評価したい。3試合しかないグループステージの初戦で勝ち点1か3かは大きな違いだし、今はとにかくチームに自信が必要で、劇的に勝ち切った経験は必ず今後の力になる。

チームの雰囲気も良く、控えに回った3年生達がよく声を出してピッチ内の仲間を鼓舞していたのが嬉しかった。昨年は「一体感」をチームの軸にクラ選タイトルを取った。成長途上の今年は、まずは軸をしっかり立てて、太く育てること。結果はその先にある。
posted by kul at 23:59| Comment(0) | サッカー:観戦記2018 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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