午後、赤坂見附へ。うだりつつニューオータニへと坂を登っていくと、この気温でも弁慶堀でバス釣りしている人がいた。ウィードが大量に茂っていて、水辺は余計蒸し暑そうに見えるが、それなりに風は通るのかな。
今回の展示でいちばん好きなのは、宮川長春「小むらさき図」。入口あたりから見渡して、すっと目が引きつけられた。遊女と禿の立ち姿で、割と地味な色味の作品なのだけれど、雰囲気がとっても良い。顔が好みというのもさることながら、全体がとってもかわいらしい。松野親信「見立紫式部図」も顔が好き。ふっくら頬に切れ長の目。裾の描き方などを見ても、この辺りの人たちは何となく懐月堂派の影響があるみたい。
猫のいる美人画が2点。川又常行「花見美人図」と勝川春章「立姿美人図」。「花見美人図」は遊女が猫に紐つけて散歩させている。
その他好きなもの。喜多川歌麿「美人と若衆図」。丸の中にそれぞれ顔だけ描かれていて、インテリアデザイン的。菱川師宣「紅葉狩図」。菱川派の中では、師宣の描く顔がいちばんきれいだと思う。歌川国長「美人立姿図」は、長身というよりでっかい美人で、歌舞伎の女形なのかなーとか。
展示の最後に鈴木其一「吉原大門図」と河鍋暁翠「地獄大夫図」。其一の次女お清が暁斎の奥さんで、暁翠は暁斎の娘。お爺ちゃんと孫娘の作品です。其一のこういう賑々しい風俗画は見たことがない。珍しいのかも? 余談。お清さんは盆石(石と砂で描く風景画)の遠山流のお師匠さんだったが、途中で流派を譲って旦那さんに弟子入りしたのだそうな。
あちこち寄り道して買い物。うっかり浴衣売場に足を向け、あれこれ合わせてもらった末に結局買わずに帰る。既成品は裄が足りん…。
浴衣は伝統柄、と思っているが、キモノスイッチのコレは欲しいのだ。妖怪!
2007年08月05日
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喜多川歌麿 「ビードロを吹く娘」
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美人画がすごくよかった
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