2007年09月19日

『赤江瀑の「平成」歌舞伎入門』

納富さんに勧められて読んだ『赤江瀑の「平成」歌舞伎入門』(赤江瀑/学研新書)が面白かった。これから歌舞伎を見ようという人には最適のガイドだろう。自分が見始めた頃には、ようやくぴあの『歌舞伎ワンダーランド』(これはこれで良書だった)があったくらいで、その他の本はもう少し敷居が高かったり、求めている内容ではなかったりした。当時にこういう本が欲しかった。何が良いかって、現在の歌舞伎役者について語りつつ、歌舞伎の演目や芸に触れていくのです。“今”読むべき本ではありませんか。

もうひとつ良いのは、赤江瀑の豊饒な文体で書かれていることです。文章を読むという行為に陶然とさせられるその文体。物凄い贅沢をしている気分になる。泉鏡花を読むときの気分に似ている。

ああ、歌舞伎を見に行きたくなったと同時に、赤江瀑が読みたくなった。文庫本を掘り起こさないと。
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 本/漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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