2007年10月28日

指月の指

仙酷Wの広告のメインビジュアルは「指月布袋画賛」でした。
「指月の指」とは禅の公案で、「あそこに月があると指さされたとき、愚者は月(悟り)でなく指(経典)を見る」の意。ということを知って、ようやく蕭白の「寒山拾得図屏風」は、単に「お月さんがきれいだからお月見しよーぜー」という絵ではなかったことに気がついたという…誠に以て、ものを知らないということは恥ずかしい。

「如愚見指月,観指不観月;計著名字者,不見我真実。」(『楞伽経』巻4)

「如人以指指月,愚者但看指不看月。智者軽笑言:汝何不得示者意? 指為知月因縁,而更看指不看月!」(『大智度論』巻43)

元ネタはこのあたりか。
探すと『アメリ』をはじめ、映画にも結構引用があるようで。中でも『燃えよドラゴン』にこの台詞があったよ! 忘れてた!

"Don't think. FEEL! It is like a finger pointing away to the moon."

で、こう続く。指にとらわれると大事なことを見失うぞ、と。

"Don't consentrate on the finger, or you will miss all that heavenly glory."

ものを知らんのは恥ずかしいことですが、点の知識がつながる瞬間は楽しいですね。
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 画題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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