2012年11月06日

ドーピング覚書

ランスとその周辺については、ドーピングだけでなく贈収賄や脅迫や横領の色んな薄暗い話が出てきていて、ニュースや発言を追いかけきれない(もっとも、そんなに熱心にニュースサイトを見ているわけじゃないけれども)。

ドーピングだけじゃ勝てない、勝利の裏にはそれ相応のトレーニングや才能があったはずだと思うので、ドーピングのニュースは悲しくなるのだが、ドーピング自体についてよく知らないことに気がついたので、ざっくり調べてみることにした。

自転車に興味のない友人とランスの件を話していてわかったが、一般には「ドーピング」というと筋肉増強が目的だと思われているみたい。
USADAの告発では「エリスロポエチン(EPO)、輸血(時ドーピング)、テストステロン、コルチコステロイド及びそのマスキング剤の使用疑惑」となっていて、このうち筋肉増強目的にあたるのはテストステロンだろう。まずはここからまとめてみる。

テストステロン


テストステロンは体内にもともと存在するステロイドホルモンで、男性ホルモンの代表格。
テストステロンWikipedia

[生成・分泌]
哺乳類のオスでは睾丸から、メスでは卵巣から主に分泌されるが、副腎からも微量ながら分泌される。

[作用]
筋肉増大、タンパク質同化作用の促進、性衝動の増進などの作用をもつ。

[研究報告]
更年期うつ病の治療にテストステロン補充療法として投与する場合がある(ただし、日本では保険適用外)。
筋力トレーニングや不安定な興奮(例えば闘争や浮気など)によってテストステロンの分泌が促される。イリノイ州ノックス大学の心理学者、ティム・カッサーの研究では大学の学生らに15分間銃を扱わせたところ唾液から普段の100倍近いテストステロン値を記録したという。この事から危険物、あるいは危険な行為が更なる分泌を促すと言える。
プリンストン大学の研究者はテストステロンは痛みを鈍らせる効果があることを発見した。テストステロンを投与されたスズメはされていないスズメより3倍長く痛みに耐える事が出来た。
心理的には闘争本能や孤独願望(1人でいたい、干渉されたくない欲求)を高める作用をもたらす。
前立腺疾患に関与しており、前立腺癌や前立腺肥大を抑えるために、抗アンドロゲン剤の投与や睾丸摘出を行うことがある。

Wikipediaにもあるように、テストステロンには筋肉増大、タンパク質同化(タンパク質合成)作用の促進効果がある。痛みを鈍らせ、闘争本能をかき立てる。
男性更年期障害や貧血の治療に使われるが、前立腺ガンや多血症の副作用があることが知られている。多血症とは、血液に含まれる赤血球の数が増加する状態のこと。血液の粘度が上がるので、動脈硬化や血栓症を起こしやすくなる。

薬物として使用されるステロイドホルモンは、マメ科植物等から合成される。つまり植物性なので、生体由来(動物性)のステロイドとは炭素の同位体比が異なる。尿検査による検出はこの差異に着目して行われる。


コルチコステロイド(副腎皮質ホルモン)


副腎皮質ホルモンも、体内にもともと存在するステロイドホルモン。
副腎皮質ホルモンWikipedia

副腎皮質ホルモン(ふくじんひしつホルモン、Corticosteroid)は、副腎皮質より産生されるホルモンの総称である。炎症の制御、炭水化物の代謝、タンパク質の異化、血液の電解質のレベル、免疫反応など広範囲の生理学系に深く関わっている。ストレス、侵襲などさまざまな影響によって分泌され、医薬品としても使用される。
男性ホルモンは男女問わず副腎皮質からも分泌されるが、副腎皮質ホルモンに含めないことが多い。
副腎皮質ホルモンは以下の二種に大別される。
糖質コルチコイド:炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、リン脂質の生成を防ぐことによって抗炎症剤としても働いたり、好酸球の活動を抑制するなど様々な作用を持つ。
鉱質コルチコイド:主に腎臓でナトリウム貯留を促進させ、電解質と水分を制御する働きを持つ。
それぞれコルチゾール、アルドステロンが代表的なホルモンである。

[用途]
副腎皮質ホルモンと同等の効果がある合成薬は、脳腫瘍から皮膚病までさまざまな病気の治療に使用されている。
(略)
合成された糖質コルチコイドは、関節痛または関節炎、側頭動脈炎、皮膚炎、アレルギー反応、喘息、肝炎、全身性紅斑性狼瘡、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎とクローン病)、眼疾患(ブドウ膜炎)、サルコイドーシスの治療、そして、慢性原発性副腎皮質機能低下症、副腎機能障害など糖質コルチコイドの欠乏症の治療にも使われる。また、副腎皮質ホルモンは、嘔吐の抑制剤としてしばしば5-HT3受容体拮抗型制吐剤(例えば、オンダンセトロン)と組み合わせて使われる。
(略)

副腎皮質ホルモンは生体の恒常性維持に働き、アレルギー反応や炎症、免疫反応を抑制する効果を持つ。そのため、合成薬はアレルギー性鼻炎・喉頭炎や喘息、嗅覚・聴覚などの感覚障害の治療薬としてよく利用されている。医療現場で「ステロイド」と言うと、だいたい副腎皮質ホルモンのこと。スポーツ選手が治療目的で利用する場合には、事前の許可が必要。

糖質コルチコイドの一種、コルチゾールには、タンパク質成分をブドウ糖に変換し、血糖値を上げる働きがある。糖質コルチコイドは、主に体内のタンパク質をアミノ酸に分解し、アミノ酸からブドウ糖を生成する過程に作用する。
主要な鉱質コルチコイドのアルドステロンは、体内の水、ナトリウムイオン、カリウムイオンのバランスを調節して、血液量を増加させる働きがある。

コルチゾール過剰な状態が続くと、代謝異常、免疫機能の低下による感染症、高血糖と肥満、骨量減少などが起こりやすくなる。また、糖代謝の異常により脳の海馬が委縮することで、うつ病の原因となり得る。
アルドステロンによりカリウム排出・ナトリウム再吸収が促進され、水分が保持される状態が続くことで、高血圧となる場合がある。低カリウム血症を発症すると、筋力の低下や麻痺、呼吸不全などの症状を起こす。


エリスロポエチン(EPO)


自転車関連のドーピングでいちばんよく出てくるのはコレだろう。エリスロポエチンも、体内で生成されるペプチドホルモンで赤血球産出を促す。
広義の血液ドーピングには、輸血だけでなく遺伝子組換えEPO(rEPO)のアンプル注射も含まれる。
エリスロポエチンWikipedia

エリスロポエチン(erythropoietin; EPO、英語発音: イリスロウポイァトゥン)とは、赤血球の産生を促進するホルモン。肝臓でも生成されるが、主に腎臓で生成される。9割が腎臓で産生されているとも言われる。このため慢性腎不全になると、エリスロポエチンが必要なだけ得られなくなるため、貧血が起こる。(略)
赤血球の増加効果に着目し、かなり以前から持久力を高める目的で自転車競技やサッカー等のドーピングに使用されているとの指摘がある。しかし元々体内に存在する自然物質でその使用の判別が難しい為、ヘマトクリット(血液中に占める血球の容積率)、ヘモグロビン、網状赤血球数などを用いてドーピングのスクリーニングを行っているケースが多い。スクリーニング検査による疑い例は、尿を材料として電気泳動法によって遺伝子組換えエリスロポエチンを検出している。

EPOの検出は難しい。
遺伝子組換えEPOを分離・検出する尿EPO検査は費用が高く、結果が出るまでに時間もかかる(日本分析センターによると72時間=3日間)。費用のはっきりした資料は探せなかったのだけれど、断片的なのを繋ぎ合わせると、EPO以外の(?)尿検査<血液検査<尿EPO検査で、それぞれ5〜6倍ずつ高額になるようだ(ご存じの方、教えてください)。

第三世代EPOと呼ばれるCERA(Continuous Erythropoiesis Receptor Activator:持続性エリスロポエチン受容体活性化剤)はEPO自体ではなく、EPOを生成する受容体に働きかけるもの。もともとは貧血治験薬。開発元であるロシュ製薬の協力により、2008年になってようやく検出方法が確立された。
EPOの効果は1週間未満、検出可能期間は2週間程度。CERAは1か月程度効果が持続するため、いったん検出できるようになると発見もされやすい。2008〜2009年頃にCERAで陽性になった選手が多かったのはそのためと思われる。

血液検査では赤血球中のヘモグロビン量や、ヘマトクリット値によってEPOドーピングを行っているかを判断するので、基準値との比較のほかに、選手個々の平常値との比較が必要になる。そこでUCIやFIS(国際スキー連盟)をはじめとする競技団体では、2008年から「バイオロジカル・パスポート(アスリート・パスポート)」と呼ばれる生物学的マーカーの記録が義務付けられている。これには尿検査・血液検査の結果、血液検査を基にしたヘマトクリット値などの血液学的プロフィール、尿検査を基にしたステロイドプロフィールが記録され、選手はADAMS(Anti-Doping Administration and Management System)に3か月ごとに毎日の居場所を登録して抜き打ちの検査に備える必要がある。

一般に、
赤血球中ヘモグロビン量の正常値:男性<17 g/dL、女性<16 g/dL
ヘマトクリット値の正常値:男性 45±7%、女性 42±5%

個々の体質や高地トレーニングなどでヘモグロビン量、ヘマトクリット値の平常値は上昇するが、値が増えるということは血液の粘度が上がるということ。ヘマトクリット値が55%を越えると血栓症を生じる率が上がり、脳血栓や心筋梗塞などが起こりやすくなる。睡眠中などの心拍数低下時、つまり血液を循環させる力の弱まるときが危険なので、心拍数モニターを繋いで就寝し基準以下になるとアラームが鳴るようにしている選手もいるとか。

UCIではヘマトクリット値の上限を50%としている。これがまた問題で、検査時に50%未満であればひとまず陽性とはならないということでもある。そのため、ドーピング間隔のコントロール、血漿や生理食塩水の注射などで50%以下に抑える隠蔽措置が行われる。


輸血


採取した血液から赤血球を分離して保存し、競技時に輸血することで心肺能力能力を向上させる方法で、自己血輸血と同種血輸血(同じ血液型の他人の血の輸血)がある。また、ブラック・マーケットには人工血なるものも売られているらしい。
人工血や同種血であればDNAを調べればよいが、自己血輸血はそれではわからない。赤血球の形状や古さを調べて判別することになる。

同種血輸血には腎臓障害や感染症の危険性があるが、自己血ならそんな問題はないように思われる。が、2011年にリカルド・リッコがやらかしたのは記憶に新しい。

再びレース界を震撼させたリッコ 強く求められる罰則強化 2011/02/10(cyclowired

自己血輸血(や他のドーピング)を判別するには、血液バッグ等のプラスチック製容器に含まれる可塑剤を検出する方法もある。しかし、これはまだルールとして確立されていない。
ちなみにコンタドールの件では、クレンブテロール(呼吸器障害の治療薬だが筋肉増強作用もある)のほかに可塑剤のフタル酸エステルが検出されている。…一応、CASの判決文では血液ドーピングの可能性は薄い、となっております(と、コンタファンはつぶやく)。

コンタドール最新情報 2つ目のサンプルが血液ドーピングを示唆との新聞報道 2010/10/7(CYCLINGTIME

赤血球増加だけでなく、分離した血漿を輸血することによりヘマトクリット値を正常に戻す隠蔽措置にも使われる。


マスキング


マスキングとは、ドーピングを隠蔽すること。薬剤や物理的な方法によってドーピングが検出されないようにすること。
利尿剤によって薬物を体外に排出させたり、逆に痛風の治療薬などによって薬物の排出を抑えたり。検査時には正常に戻っているようにドーピング間隔をコントロールしたり、尿検査のサンプルに細工をしたり。上に書いた血漿の輸血もマスキングの一種。

2012のTdFでは、シュレック兄が利尿剤キシパミド検出で除外となった。

フランク・シュレクがドーピング検査で利尿剤検出 ツールを去る 2012/07/18(cyclowired

競技後の血液検査は、その日の対象者であると通告されてから規定時間内に検査場に出頭して行われる。通告から出頭までの猶予期間に薬剤や生理食塩水によって血液を希釈し、採血後に利尿剤によって余剰物を排出する手法が取られることがある。利尿剤を禁止薬物とすることでこれを防いでいる。


ドーピングの効果


ではドーピングすることで、実際に競技においてどういう効果があるのか。

血液中の赤血球が多ければ、つまりヘマトクリット値が高くなると、筋肉に運ばれる酸素の量が増える。すると長時間、高い出力で踏んで行けることになる。さらに、通常であれば3週間のレースの間にヘマトクリット値は徐々に低下していくが(開始時44%→3週間後40%、とガーミン・シャープGMのジョナサン・ヴォーターズ談)、血液ドーピングをすることで、開始時の高い数値のまま3週間を過ごすことができる。

ランスの件で競技から追放となったミケーレ・フェラーリ医師によると、ヘマトクリット値が10%増加すれば、出力は約5%向上するとのこと。時速50km前後で走るTTでは1kmあたり1.5秒、10%の登りでは1kmあたり8秒の差。50kmのTTでは75秒、厳しい登りが10kmあれば80秒の差をつけることができる計算になる。

「ドーピングだけじゃ勝てない、勝利の裏にはそれ相応のトレーニングや才能があったはずだ」と冒頭に書いた。しかし、この具体的なアドバンテージを知ったとき、そして疑わしい選手が勝っているとき、勇気ある臆病者としてドーピングの誘惑を撥ね退けることが自分にはできるか? それほど自信はなかったりするのだ…。


付記


資料とか。
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)
 ・世界ドーピング防止規程(WADA規程)、禁止表など
日本分析センター 基礎知識(はじめての方へ)
 ※JADAのURLが上に変わって、ライブラリからのリンクが切れております。

記事とか。
「ドーピングはなぜなくならないのか」M. シャーマー日経サイエンス2008年8月号
ロンドン五輪、史上最大のドーピング検査の裏側 2012/07/27(WIRED

個人ブログとか。
スポーツファーマシストのつぶやき


ところで、サッカー界はどうなってる? 個人競技や記録を競う競技と違って、チームで行うサッカーはドーピングの効果が薄いと言われてはいる。しかし、こんな記事もある。

スペインの緩すぎるドーピング事情。サッカー界は潔白を強調するが……。 2011/03/25(NumberWeb

ここに書かれているのはステロイド剤やEPOのことだけれど、リーガ中継の中では実況アナが「バルサでは自己血輸血してるんですよ、すごいですねー」みたいな話をしていたそうで、競技によってどこまで認められるのかよくわからない。

日本でJ1、J2は試合後にドーピング検査があるけれど、JFLにはない。天皇杯や国体では実施される。大学サッカーはどうだろう、なさそうだな。チームのメディカルスタッフがよくご存じだと思うけれど、ステロイドやサプリメントには気をつけてもらいたい。

日本サッカー協会 メディカルコーナー(ドーピング関連情報)



以上、素人まとめでした。

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2011年04月03日

ツール・デ・フランドル

急いで帰りTVをつけると、ツール・デ・フランドル(ロンド・バン・ブラーンデレン)はちょうど石畳区間が始まるところだった。
昨年ぶっちぎり、今回も直前のE3で圧勝したカンチェラーラが集団から飛び出すが、暑さにも阻まれて先に逃げていたシャバネルと共に集団に再吸収。ミュールの頂上でジルベール、バッラン、ルークマンス、カンチェラーラ、シャバネル、ナイエンスが抜け出す。ジルベールがアタックするが決まらず。ラスト4kmでカンチェラーラが意地のアタック。これにシャバネル、ナイエンスが続き、3人でのゴールスプリントを制したのは、地元ベルギーのナイエンス! カンチェは移籍したけれど、サクソバンクはリース監督誕生日にロンド2連勝となった。ゴールの瞬間、チームカーは大喜び(笑)。
フミも日本人初完走。面白いレースだった。

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2011年03月19日

ミラノ〜サンレモ

昼、飛田給で4チーム合同のチャリティフットサル。震災前から二週間振りに身体を動かす。参加費は大目に集めて募金へ。楽しんで、大勢巻き込んで、少しずつ協力を。

夜、ミラノ〜サンレモ。スタート前には、日の丸を手にした宮澤選手を先頭に黙祷が捧げられた。日の丸には出走選手全員のサインが入っていて、チャリティオークションにかけられるとのこと。
宮澤選手の積極的な逃げ、吸収後もチームのために尚も集団を引く姿に感動。今、日本を離れてレースに出走することへの葛藤、だからこそ頑張る姿を見せなければならないという決意が伝わってきた。素晴らしい走りだった。
優勝はゴス。ゴール手前にも日の丸のペイント。表彰台でも日の丸が掲揚された。イタリアの気遣いがありがたい。

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2010年05月23日

ツアー・オブ・ジャパン 最終日・東京ステージ

あいにくの雨。届いたばかりのゴム長靴(レインシューズなんてシャレたものではない)を履いて、品川からシャトルバスで大井埠頭へ。
12時半頃に到着。すでに先頭5人が逃げて、集団とのタイム差を広げつつある。コース沿いに野鳥公園の方へ向ってみたが、あまり時間がなくて南部陸橋東詰のコーナー辺りで引き返した。
13週目(?)に先頭から一人飛び出すが、最終周回でみるみる集団が差を詰めて飲み込み、最後はゴールスプリント。遠目でよくわからなかったが、富士ステージで総合首位に立ったデローザのサレルノが自ら引いて、同僚クチノッタがステージ優勝を上げた。

雨だし、沿道の観客の傘があるので、選手はコースのギリギリを攻めることはできなかったみたい。それでも「自転車」の集団が猛スピードで通り過ぎて行く様子は、すごい迫力。もっと交通の便の良い所で、せめてお台場あたりで東京ステージを開催できるといいのになあ。生観戦したら、ロードレースにハマる人はいると思うのだけれど。
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2009年09月13日

駒場へ、大失敗

地図で測ってみたら家から駒場まで21kmくらいだったので、自転車で1時間強くらいで行けるかなーと出発してみた。
山手通りを北上し、西が丘辺りで右折して赤羽の先でJRの線路を横切ったところまでは良かった。そこから行けども行けども荒川を越えられない。何か変だなーと思って確認したら、うっかり環八へ左折して、見当違いの浮間舟渡の方へ来ていたのだった。しまった、キックオフに間に合わない、と慌てて引き返し、途中でショートカットしようとどこをどう曲がったのか。赤羽台団地のダンジョンに迷い込み、抜けられなくなったのでした…。馬鹿ばかーーーっ>自分。
何とか見覚えのある道に出て、最初に曲がったところを直進したらすぐに新荒川大橋。心の中で自分の頭をボカボカ殴りつつ橋を越えて、本町ロータリーで川口方向へ左折。駅前を通り過ぎて産業道路に入り、ひたすら直進。もう完全に試合は始っている時間。
結局、スタジアムに着いたのは、ハーフタイムも終わり頃だった。道を間違えて1時間ロスの大失敗。

というわけで、遅刻したのは寝坊したせいじゃないんですよ! (泣)。
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2009年06月23日

梅雨空が恨めしい

アヤメちゃんことCA700には、既に東京とJ SPORTS cycle road raceのシールがベタベタと貼られております。ちょこちょこ細かく調整を加えて、だいぶ手足に馴染んできました。目下の悩みは、ベルに指が届きにくいこと。シフトレバー部分があるので、これ以上端に寄せられない。何ぞ上手い方法はあるでしょうか。

まだ通勤や近所でちょっと乗っただけですが、深夜に人も車も少ない裏道で重いギアを踏んでみると、一気に加速するのが楽しい。自転車のいちばんの魅力というのは、踏んだら踏んだだけ前に進むということだと思います。ああ、サイクリング・ブギを歌いつつ遠出がしたい。梅雨時に自転車を買った己が馬鹿でした。

そんな感じで嬉々としてアヤメちゃんを構っているのですが、サイクリング以外の日常的な用途で使う道具としては、ママチャリというのはよく出来ているなあとも思う日々です。お買い物に前カゴは重要ですよ、やっぱり。あと、買い物を載せて前に重量がかかると、自転車自体にそれなりの重さがないと安定感がなくなり危ない。ちなみにママチャリは普通18kgくらい。クロスのCA700は色々合わせて11kgくらいなので、5kgの米袋を買ったら、車重の半分が前にかかってしまうことになります(買い物に使うなと、どこかから怒られそう…)。重さの感覚の違いが、ママチャリといちばん違和感のあるところです。
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2009年06月19日

Let's Go Doughnut!!

梅雨の晴れ間を狙って、自転車屋さんから新しい自転車を受け取ってきました。青赤なGIOS乗りが増える中、青は青でもアイリスブルーのANCHOR CA700です。週末ごとに走る生活はできそうにないので、ロードじゃなくてクロス。
通勤用なので、フェンダーも付けた。本当は、買出し用に前カゴも付けたいところだが、まあ、しばらく乗ってみてから考える。ひょっとしたら、ママチャリちゃんもこのまま併用するかもしれません。

自転車の装備を考えるために、ネットで写真を探したりしていたのだが、flickerにあったKansas City Urban Cyclist Projectが面白かったです。カンザスシティの街頭で自転車乗りに声をかけて、写真を撮っているらしい(?)。自転車へのいろんな係わり方が感じられて、楽しい写真集です。このカメラマン氏の他の写真も好きだなあ。
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2009年03月15日

パリ〜ニース

波乱また波乱でした。今年の自転車ロードは色々シャッフルされてて面白いなあ。コンタドールが勝てなかったのは、アスタナのせいだよな。敵は内に在りなのか? 夏に向けてゴシップ的にも目が離せません(笑)。
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2008年07月05日

ツール・ド・フランス開幕

いよいよTdF開幕。ジロと同様、今年はTdFもプロローグ無しでいきなり第1ステージが始まる。
ドーピング騒動の余波はまだ続いており、数人の有力選手が除外されている。何より、アスタナの除外により、昨年覇者のコンタドールがチームごと出場していない。まあ、アスタナが出られないのは、過去2年分のペナルティとして仕方がないかもしれないが、コンタ君がいないのは残念です。

レースでは、今年もヴォクレールが序盤ステージの山岳賞を狙って逃げ集団に参加。集団ゴールでもこっそりもがいて、きっちり水玉ジャージを獲得していった。妙にこすっからいところが笑えます。でも憎めないのがパン屋ボーイズ(パン屋じゃなくなって数年経つんだが、響きがかわいいのでついこう呼んでしまう)。
逃げ集団はゴール前7kmでつかまり、スプリントゴールとなる。キルシェンのアタックで決まりかと思われたが、ラスト300mのバルベルデの加速はすさまじかった。今年は平坦ステージもゴール手前に細かいアップダウンがあったり、道が曲がってたりで、素直なスプリントにはならない様子。予想がつかなくて面白い。ステージ上位へのボーナスタイムもなくなって、総合を狙う選手は毎日気が抜けない。

ところで、J SPORTSのTdFサイトのステージ詳細では、ポイントとなる地点ごとに平均時速から換算したおおよその通過予想時刻が紹介されているのが面白いです。

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とってもとっても楽しみにしていて楽しいTdF中継なのだが、唯一がっかりなのは、『シャカリキ!』映画のCMが入ることだ。ええ、ええ、スポンサー様だから仕方がないですよ。でもあの漫画をバイブルとする者にとっては、あんな改変(とりあえず見てない=見る気がないので「改悪」とは言わないでおく)をするならせめてタイトルを変えてくれ、と涙目なんですよ。これから20日間、毎日CMを見て嫌な気分にならないといけないのか…。
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2007年07月25日

TdF無常

絶対的強者のいなくなったTdFは、先が読めなくて面白い。しかし、今日の勝者が明日にはドーピング発覚でレースを去るかもしれない、という思いが付きまとい、表彰台を見ながら急に悲しくなる。
ヴィノの陽性判定でアスタナが撤退。ヴィノだけは、と、多分多くの人が思っていただろうに。

Vinokourov positive for transfusion, Astana quits Tour(cyclingnews.com)
ヴィノがドーピング陽性(くまの自転車観戦日記)
ツール激震。ヴィノクロフに血液ドーピング反応。アスタナがツール撤退(Mas Ciclismo News)

このままラスムッセンが優勝しても、また複雑な気分になるだろう。もうほんとにどうすりゃいいんでしょうねえ…。J SPORTSのTdFのフィラーで、昨年の水かぶりランディスが映ると泣きたくなる。ドーピングしようとしてなかろうと、あれだけの距離を走ってあれだけの山を登ってエースの勝利のために力を尽くして、という自転車選手は凄いと思うし、なんて面白い競技だろうと思うのよ。それを、厳格に禁止されてからも隠れてドーピングして、自らの評価を下げて欲しくないのよ。綺麗事でしょうか。

【7/26追記】
…で、結局、マイヨジョーヌのラスムッセンも、チームからの指示で撤退。検査で陽性だったモレーニがドーピングを認めたことを受けて、コフィディスもチームごと撤退…。何かもう、泥縄というか泥沼というか、どこまで続くのか疲れてきた。
WWEの件と合わせて、悲しいことが続く。
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2007年05月08日

自転車雑記

ツール・ド・ロマンディ、3日の第3ステージでフミ惜しくも2位、めでたいが何で放送がないんだよー、ジロ直前だがこちらにはまだ出られないのねーなどと思っていたら、今日になってバッソが「オペラシオンプエルト」への関与を認めるとの記事。昨年のジロ勝者が、これで1〜2年のレース出場停止はほぼ決定的となった。おそらく、他にも芋蔓式に関与が判明する選手がいるのだろう。昨年来の騒動は、どこまで続く…。

上とまったく関係のないくだらない話。サルをやってて持久力がそれなりに(あくまでもそれなりに)あるのは毎日自転車通勤だからじゃないかと言われたが、自分で自転車通勤で鍛えられたかも?と思うのは別のこと。街中を人・自転車・バイク・自動車に注意しながら走るので、周りの動きを掴むのは上手くなったかもしれない。位置取りだけは何度か褒めてもらったからね(笑)。昔、中嶋悟さんがドライビング技術向上のコツは一点凝視しないことだと言っていたので、クルマじゃなく自転車だが、走行中はどこにもフォーカスを合わせない感じで周囲を見ている。実は歩いているときもこの状態なので、たまに、知り合いが間近に来るまで(来ても)気がつかないことがある。呆けたりシカトこいたりしている訳ではないんです…すみません。
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2006年07月28日

やりきれん

開幕前にドーピング問題で揺れたTdFだが、今度はゴール後に個人総合優勝ランディスに薬物疑惑が出ている。しかも、問題となっているのは、あの大博打の17ステージで採取されたサンプルだ。サンプルAでテストステロンが陽性反応。サンプルBでの検査結果は数日後に出る。

CYCLINGTIME.com
masciclismoトクダネ(7/27・28の記事)

17ステージであんなに興奮した自分としては、どうか間違いであってくれ、体質的なものであってくれという思いだ。大体、前日惨敗したからっていきなり筋肉増強用のテストステロン打っても即効性ないだろー。いくらなんでも、検査があるのはわかってるんだから、直前にバレるようなヘタは打たないだろー。他の要因のせいであってくれ(泣)。

TdF開幕前にリクイガスの監督は「結果を出さなくてもいい。勝たなくてもいい(からクスリはやるな)」と言っていたそうだ。自転車ロードがクスリやらないと勝てない競技になってしまっているのなら、悲しい。
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2006年07月24日

TdF 第18〜20ステージ

第18ステージ。昨日の劇的ステージの後、翌日は最終決戦のTTとあって、総合の点では大きな動きのないレース。15人が抜け出し、ゴールまで内部でアタック合戦が続く。最終的にショルツ(ゲロルシュタイナー)・モレーニ(コフィディス)・トザット(クイックステップ)の3人が飛び出すが、ショルツはゴールスプリントは諦め。トザットが勝って、クイックステップに初勝利。ボーネンが勝ちがないままリタイヤしちゃったから、チームにとっては嬉しいだろう。

第19ステージ。これを「順当」というべきか…。TTの戦績と結果だけを言えば、ランディス(フォナック)のマイヨ・ジョーヌはまったく順当だが、そこまでの経過がまったくもって順当ではないのだ。これも「意志の勝利」。ペレイロ(ケースデパーニュ)も意地の走りで、サストレには打ち勝った。サストレ(CSC)はクレーデン(Tモバイル)にも抜かれて総合4位に後退。ステージ優勝はゴンチャール(Tモバイル)。TTのステージだけ勝って2勝目。
驚いたのはクネゴ(ランプレ)。フォーテン(ゲロルシュタイナー)より早いタイムで走り切り、10位でフィニッシュ。これで新人賞を確実に。うわー、いつの間にTT走れるようになったんですか!おねーさん喜んじゃうよ! クネゴは、パンターニが亡くなって自転車見るのがしんどかった頃に、ジロであれよあれよと優勝してしまって、またワクワクする気持ちを取り戻させてくれた選手なので、ちょっと思い入れがあるのです。

第20ステージ。パレードスタートの先頭には、4賞選手がランデブー走行。ラスムッセン(ラボバンク)はまだしも、クネゴが所在無さげで可笑しい。こうして見ると、実際まだ若いんだよねえ。いつにも増してのんびり走行で、おふざけもいっぱい。フレチャ(ラボバンク)がウェーグマン(ゲロルシュタイナー)のお面をかぶって、作り物の舌を垂らした(モローの真似?)ウェーグマンと一緒に前に出てきたり、ライプハイマー(ゲロルシュタイナー)がアタックか?と思ったら前方の脇で止まって観客の真似をしてみたり。アホだ(笑)。最終ステージはお祭りなのです。周回コースの最終周でようやく19人が抜け出し、ゴールスプリントはハスホフト(クレディアグリコル)が制した。プロローグの次に勝ったのは、最終ステージだったという訳だ。
総合:ランディス、スプリント賞:マキュアン、山岳賞:ラスムッセン、新人賞:クネゴ。ランスがいなくなっても、バッソやウルリッヒがいなくても、TdFはやっぱり毎日面白かった。解説で栗村さんも言っていたが、ランディスは大ブレーキの翌日、17ステージの大博打とそれを成功させたことで、マイヨ・ジョーヌを着る「資格」を得たのだと思う。パリでの個人総合優勝って、やっぱりスーパーなものなのだ。それを得るには、相応のドラマが必要とされるのだろう。TdF後は大腿骨頭壊死の手術を受けるそうだが、手術とリハビリが上手く行くことを祈る! 頑張れランディス!
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2006年07月21日

TdF 第17ステージ

あんまり面白かったので、間すっとばして書く!
スーパーランディス!すげー!ゴールのガッツポーズ!まだ昨日のステージ見てないけど、見てから今日の放送見たら泣いてたと思う。
えー、ほんとにシャンゼリゼでもガチンコでレースしたらどうしよう。面白過ぎる。
クネゴもマイヨ・ブランを守れるか?まだTTがあるからなー。

興奮し過ぎなので、また書き直します。とにかくランディスすげー!
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2006年07月20日

TdF 第9〜16ステージ

第9ステージ。休養日明け。明日からピレネー。序盤からクネース(ミルラム)、オジェ(コフィディス)、ベネトー(ブイグテレコム)が逃げる。集団から最大7分半の差をつけるが、ゴール前早いうちから3人の中でアタックが始まり、ペースが落ちる。ゴール前4kmで集団に吸収。長い直線でクイックステップがようやくきちんと列車を組んで、ボーネン勝利かと思われたが、勝ったのはフレイレ(ラボバンク)。ボーネン、勝てないねえ…。

第10ステージ。ピレネー突入。逃げの15人から2人欠け、さらに超級の登りでデッセル(AG2R)とメルカド(アグリチュベル)が飛び出す。超級+1級(最後が2級以上だとポイント2倍)をデッセルが先頭で通過して、ヴァーチャルで総合首位にも立つ。しかしステージも狙って行くというので、メルカドは最後は引かず、体力温存してゴールスプリントへ。メルカドが勝利。フランス人デッセルがマイヨ・ジョーヌ。

第11ステージ。ピレネー2日目。マヨが出走せず(泣)。病気してから復調できないなあ…。最初の超級に入る前に4人が逃げるが、デラフエンテ(サウニエルドゥバル)も3つ目の1級で集団に吸収。最後の1級のゴールに向けて、メンショフ(ラボバンク)、ライプハイマー(ゲロルシュタイナー)、エヴァンス(ダヴィタモン)、ランディス(フォナック)、サストレ(CSC)とエース級の選手が抜け出し、エヴァンス、サストレが途中で脱落。頂上の平坦部分でスプリントを制したのはメンショフ。マイヨ・ジョーヌは8秒差でランディスへ。

第12ステージ。フランス革命記念日。サヴォルデッリが出走せず、ノバルがリタイヤしたものの、ポポヴィッチが勝利。ディスカバリにとって、残念で嬉しい1日。ポポヴィッチ、フレイレ(ラボバンク)、バッラン(ランプレ)、ルメヴェル(クレディアグリコル)が逃げるが、フォナックは追わず。ゴール前3kmでポポヴィッチがアタック、そのまま逃げ切り初勝利。

第13ステージ。最長ステージ。20kmから大逃げ開始。グリブコ(ミルラム)、シャヴァネル(コフィディス)、クインツィアート (リクイガス)、ペレイロ(ケースデパーニュ)、フォイクト(CSC)の5人。集団をコントロールするフォナックは、マイヨ・ジョーヌを一旦手放したいらしくて静観の構え。最後に残ったのはフォイクトとペレイロ。2人で集団に29分57秒の差をつけて逃げ切り、フォイクトが勝利。総合で28分50秒差だったペレイロが、ランディス(フォナック)に1分29秒差でマイヨ・ジョーヌを獲得。日替わりマイヨ。

第14ステージ。今日からアルプス。コメッソ(ランプレ)がアタックを繰り返して成功させ、6人の逃げ集団に。ゴールまで40kmの下りで3人が落車、ヴェルブルッヘ(コフィディス)とカニャダ(サウニエドゥバル)は救急車で運ばれる。ケスラー(Tモバイル)はなんとか完走。暑さでアスファルトが溶けていたらしい。アールツ(ダヴィタモン)が遅れて、逃げはコメッソとフェドリゴ(ブイグテレコム)の2人に。後ろから集団が猛追するが、鼻の差で2人が逃げ切り。ゴール直前でコメッソを差してフェドリゴが勝利。

第15ステージ。休養日明け。ラルプ・デュエズ。今年のステージ優勝をクネゴ(ランプレ)がここに賭けたのは、イタリア人として、パンターニの伝説があるからなのかなーと。最終的に逃げ集団からクネゴとシュレクが抜け出すが、ゴール前でシュレク(CSC)に軍配が上がった。しかし、クネゴは新人賞争いで、1位フォーテン(ゲロルシュタイナー)とのタイム差を詰める。ボーネンがリタイア。

第16ステージ。アルプス最終日。ラスムッセン(ラボバンク)が今日だけは自分のために走る。超級×2+2級+1級(ポイント2倍)を全部1位通過して、山岳賞ジャージを獲得! 1つのステージで狙ったジャージを獲得できると計画して、その計画を成功させてしまうんだから凄い。
その後ろでイエロー・ジャージのランディスが遅れる。30分近くを遅れて、総合首位に立ったペレイロからは10分4秒の差。「これで優勝戦線からは脱落した」と誰もが思った。しかし…「レースも人生も、諦めた者から終わっていく」。
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2006年07月10日

TdF 第6〜8ステージ

第6ステージ。ラスト4kmで集団はバクステッド、ブラール、ジェランの逃げグループを吸収。ゴールスプリントは、何だかもう、笑っちゃうくらいマキュアン強し! ゴールパフォーマンスもノリノリでご機嫌(笑)! アシストはスティーグマンだけなのに、他のトレインの後ろに紛れ込んで、一気に勝負をかける。タイミングの読みとコース取りの上手さったら、もう。反対に、コース取りに失敗し続けているのがボーネン。今度もハンドル叩いて悔しがっていたが、あまり続くとアシスト含めて気力がくじけてしまわないか。

第7ステージ。個人TT。プロローグに続いてラングのタイムがなかなか更新されない。ジュリックが転倒、手首を折ってリタイア。CSCはイマイチ波に乗れないが、Tモバイルは上向いてきた? ゴンチャールがベストタイムを更新して、ボーネンからマイヨ・ジョーヌを奪った。

第8ステージ。6人の逃げグループから、残り30km程でAG2Rのカルザッティが飛び出す。追ったのはアルガン(CA)とカールストローム(LIQ)だが、カルザッティの飛び出しがかなりのスピードだったのでやや遅れた。それでも30kmあるし、またゴールスプリントだろなーと思っていたら、とんでもない。残り10kmを切ってもまだ3分以上の差。集団も追走を諦めた。途中でチームカーの監督(?)とハイタッチをする余裕すらある。今年初めて大逃げが決まって、カルザッティが優勝! スプリント勝負も面白いけど、逃げての勝ちが決まると、また格別に晴々と気持ち良いねー。こんなステージでも、ちゃっかり集団を制して、4位のポイントを稼いでいるマキュアン(笑)。
明日はお休み、休養日明けて火曜日は平坦だが、水曜日からはいよいよピレネー突入です。マヨ頑張ってくれー。
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2006年07月07日

TdF 第2〜5ステージ

第2ステージ。体調不良でディルーカもリタイヤしてしまって、オールラウンダーのラインナップは寂しくなったが、スプリンターの争いは熱い! スプリントポイントでもまるでゴール前のような競争が繰り広げられ、うわーやっぱり面白いよツール。
ゴール前でケスラーがアタックをかけるが、やや早かったか、あとわずか逃げ切れず集団に吸収される。マキュアン勝利。巧い、強い、速い、ベテランの技。マイヨ・ジョーヌはハスホフトへ。腕の怪我は3針縫ったそうだが、その程度で済んで不幸中の幸いである。

第3ステージ。バルベルデが集団内の落車に巻き込まれ、鎖骨を折って救急車で搬送される…本当に、そのうちエース格がすべて消えてしまうんじゃないのか。この落車の原因も、観客が出していたカメラにぶつかった(避けようとした?)ためとのこと。ロードレースは間近で見られるのが良いところだが、その分、観客の方が節度を持たないといけない。
2日連続、ゴール前でケスラーがアタック! 今日こそはの気迫で逃げ切り、もぎ取ったステージ優勝。Tモバイルの意気も揚がったかね。マイヨ・ジョーヌとマイヨ・ヴェールはボーネンへ。

第4ステージ。マキュアン強し! このコースなら俺は行ける!という確信を持って走ってる。最後のコーナーを曲がって、アシストの前へ出てからのとんでもなく速いこと! これでマイヨ・ヴェールはマキュアンへ。このまま着続けていれば、今年はパリまで戻って来るか?

第5ステージ。
伏兵フレイレ、2度目のステージ優勝。トントン拍子にマイヨ・ジョーヌを着てしまったせいか、本当に調子がイマイチなのか、ボーネンがやや守りに入っているのが面白くない。スプリント勝負を見せてくれ。
ところでこの日は曽田正人氏がゲスト。放送終了後に、ついつい『シャカリキ!』を読み返して止まらなくなりました。そしてまた、84話の一番坂を登り切った場面で泣く。「これを…おれが…/これもおれが!」ダーッ(涙)、みたいな。あと、ツール・ド・おきなわの2回目山岳の鳩村とか。もはやパブロフの犬です。『シャカリキ!』欧州編は、読みたいような自分で勝手に想像したいような。まあ、その前に『capeta』をF1まで描いてもらわねばな。
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2006年07月03日

TdF プロローグ、第1ステージ

有力候補の消えたTdFが開幕。しかし、スペインが発端の騒動のためフランスのチーム・選手にはあまり影響なし、ということで、当事者以外は特に混乱はない様子。98年のフェスティナ以来、フランスでは取り締まりが厳しくなり、それでフランス人選手が勝てなくなった、という噂もある。顔に似合わず毒舌のヴォクレールが「インチキ者が追放で嬉しい」などと言い放ってるのも鬱憤溜めてたなら無理はないとも思うが、まだシロクロ確定してないうちにこんなこと言っちゃって大丈夫なのか、トマ(や、そういう考え足りなさそーなところも、個人的には面白いからいいんですが/笑)。登録取消選手の補充が禁止されたことで、ヴィノがTモバに戻って走るという案が実現されなかった、というのが残念です。

で、始まってみれば、誰がエースか誰がやる気になってるかもよくわからないので、これはこれで面白かったりして。プロローグはハスホフト。とりあえずJ SPORTSの表記に準拠。ヒュースホーウトという表記もよく見るが、共同通信の「フショブト」は誰かと思った。ヒンカピーの出走遅刻は、急遽タイヤ交換したためだったそうで、普通に走っていれば初日からマイヨ・ジョーヌに袖を通していただろう。

第1ステージは途中まで7人の逃げ(エチェバリアが入ってるー嬉しいー)。他は早めに吸収されるが、ブイグのベネトーが残り9kmまで1人で逃げる。ゴール前は左右に曲がりつつ進み、最後の直線が短め(ハイライト見たら、そうでもないか?)。マキュアン有利かと思われたが、上から見たら一瞬前が塞がって、飛び出しが遅れた。僅差でコフィディスのカスペールが優勝。ゴール後の、え、俺勝っちゃった?という口元を押さえた様子が可笑しかった。W杯でもブラジルに勝つし、フランス人大喜びですね。マイヨ・ジョーヌはヒンカピーへ。ハスホフトは、ゴールスプリント中に観客の応援グッズで右腕を切り、血だらけでゴール。あんなにスッパリ切れるのか…スピードが出てるから? 大事ないと良いが。

ドタバタした直後のレースなので、クネゴまた頑張れーと思ってしまうが、今年は勉強のため参加だと言っているから、過剰な期待は迷惑ですね。
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2006年06月30日

まだまだ続くドーピング騒動

W杯決勝Tも佳境ですが、明日からツール・ド・フランスも開幕なのです。
しかし、スペインドーピング事件(※)の余震はまだまだ続いている。医師の顧客リスト中に名前が挙がったことから、ウルリッヒのTdF欠場が発表に。同じくTモバイルのセビーリャも登録抹消。…て書いてたら、CyclingTime.comに続報が出て、バッソとマンセボも出走取消!!
今年のTdFはどうなってしまうのか? アスタナ・ウルト(前リバティ・セグロス)の参加も、CAS(スポーツ仲裁裁判所)からはOKが出たが、オーガナイザーであるASOの承認はまだ降りていない。
もう、ドーピング騒動にはうんざりです。

※5/24、マドリーにてリバティ・セグロスのサイス監督・医師らがドーピング疑惑で逮捕。これに関してスペインのエル・パイス紙が掲載した暴露記事の内容に抗議して、スペイン人選手らが国内選手権をボイコットした。というわけで、スペインチャンプジャージはガラーテが引き続き着用。

えーと。TdF期間中の情報はこちらで。
CyclingTime.com
J SPORTS: Cycle Road Race
mas ciclismo 現地情報

【続報】
ウルリッヒ、セビーリャ、ペフェナヘ監督はTモバイルを解雇に。マンセボは自ら告白して引退を表明(泣)。リストにはTdF登録選手が22名含まれ、その全員が登録取消となる可能性有り。可能性有りっていうか、チーム監督とASOの会合で、もう決まったのか? 取消の場合の選手の交代はしないことになったので、リスト中に5名が含まれるアスタナ・ウルトは規定の最低人数6名を割り込み、どのみち参加できない様子…。せっかく移籍したのにヴィノクロフが気の毒過ぎる、こんな状況はあんまりだ。

【7/1訂正】
ウルリッヒらTモバイルの3人は、解雇でなく資格停止? マンセボも引退すると言ったのではなく、このTdFから帰国するということであったらしい。
ちなみに今回摘発されたドーピングは自己輸血(採取しておいた血液に酸素を加えて戻す)によるもの。まだ、リストに名前が挙がったというところまでで、保存されていた血液のDNA鑑定を行わないとシロクロははっきりしない。疑わしきはとりあえず排除、ということ。アスタナ・ウルトは結局チームが参加辞退。
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2006年04月23日

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ

F1かプロツールか、それが問題だ。てな訳で、LIVEはありがたいが放送時間が重なってしまってどうしたものかと悩んだが、結局途中でJ SPORTSにチャンネルを変えてしまった。F1は深夜に再放送があるし。ジロ直前だし。
そう、ジロ直前なのです。5月6日にスタートなのです。ジロを狙う選手達が徐々にコンディションを上げてきていて、ゴール直前の先頭グループはまさにスターの競演。タイミング良くゴール前アタックのスタートを切ったバルベルデが、スペイン人初のL-B-L優勝を飾った。プロツールリーダージャージも獲得。でもバルベルデは多分、ツールとブエルタが目標だと思うのだが、仕上がりが早すぎるってことはないのだろうか。
L-B-Lは1892年に第1回が行われ、今年は92回目。100年以上も続いているレースが3つも4つもあるというのが凄い。
別府選手はコンスタントに出場できているようで、嬉しいね。自転車選手は、あんなに容赦ない競技なのにも関わらず、第一線で活躍できる期間の長いのが不思議な感じがする。それだけ、体力だけでなく経験と駆け引きが重要な競技ということなのだろう。

4月1日にJ SPORTSとESPNが合併してチャンネル編成が変わり、ESPNが見られるようになったのは良いが、J SPORTS Plus(旧J SPORTS 3)は7月以降オプションチャンネルになってしまう。J SPORTS 3を見るためにデジタルCATVに切り替えたのに、またカネかかるんかーい! これまで通りESPNがオプションでいいじゃないかー、そしたらWRCを諦めるだけで済むのにー(泣)。夏にリガの放映権を取り返してくれたら、WOWOWの契約を解除できるんだが無理かなあ。

あ、F1ではシューミがサンマリノでセナの記録を抜いて、66回目のPPから久しぶりの優勝でしたね。プロストの優勝記録が抜かれたときに、それでもセナのPP記録だけは抜かれないんじゃないかと思ったものだが、なんのなんの。フェラーリはさらに2年の契約延長をオファーしているそうだが、シューミにいちばん引退して欲しくないのは、フェラーリよりもエクレストンなのかもなーと。“華(あるいはアク)”という点で、シューミ以降のドライバーはまだ弱いのだよね。頭の良い優等生なドライバーが増えたせいかもしれません。
posted by kul at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 自転車 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする